７月２８日に公開され、現在大ヒット中の映画『キングダム 運命の炎』で主演を演じている山﨑賢人さん。２０２４年１月の公開が決定した実写映画『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一役にも抜擢されたことが先日発表され、ファンが沸き立っている。
山﨑さんは“実写化王子”と呼ばれるほど、漫画やアニメを原作とする実写化作品への出演歴が多く、誰もが憧れてしまうような王子キャラを演じる機会も多々あった。しかし実は一方で、とても“王子”とはいえないような意外な役も演じることも……。そこで今回は、山﨑さんが演じてきた意外な実写化キャラをご紹介していこう。
■妖怪界最強キャラを熱演！『妖怪ウォッチ』エンマ大王役
『妖怪ウォッチ』といえば、２０１３年に発売されたニンテンドー３ＤＳのゲームソフトから派生する人気シリーズで、アニメ化やグッズ化などで一世を風靡した作品だ。
２０１６年に公開された劇場版３作目『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は、実写の俳優とアニメーション映像が用いられて制作された。
そんな本作で山﨑さんは、妖怪界を統べるエンマ大王を演じている。赤い衣装と金髪を逆立てたヘアスタイルでエンマ大王に扮した山﨑さんは、まさに妖怪界を統べる王としてふさわしい力強い演技を見せた。
“実写化王子”としての印象が強かった山﨑さんが子ども向け映画のキャラクターとして登場するとあって驚いた人も少なくなかったようだが、最強の妖怪を演じた山﨑さんは「男の子が観ても憧れる存在なのかなぁと思い、すごく楽しく演じさせていただきました」と、楽しみながら撮影に挑んだことを当時のインタビューで明かしている。
このように、どんな配役でも楽しんで撮影にのぞめるところが、山﨑さんの魅力の１つなのだろう。
■超能力を持つ奇抜な主人公！『斉木楠雄のΨ難』斉木楠雄役
超能力を持つ主人公・斉木楠雄が活躍する漫画『斉木楠雄のΨ難』。その人気から実写化映画もされ、２０１７年に公開されている。
本作ではギャグコメディ映画を得意とする福田雄一さんが監督をつとめ、主演に山﨑さんが抜擢された。ヒロインには橋本環奈さん、ほかにも吉沢亮さんや賀来賢人さんなど豪華なキャストが顔をそろえていることでも話題となった。
山﨑さんはショッキングピンクの髪にアンテナ、サングラス……と、原作通りの奇抜すぎる風貌はそのままに、ケタ違いの超能力を持ちながらも“普通の生活”に憧れる高校生の主人公・斉木楠雄を演じている。
作中、ポーカーフェイスで奇行に及ぶ楠雄のハチャメチャぶりはなんとも面白い。恋愛漫画の実写化であればキュンとしてしまうであろう山﨑さんの“壁ドン”シーンも、あまりにコミカルに描かれていてつい笑ってしまった。
まだ見ていない人は、“怪演”ともいえる山﨑さんの熱演ぶりをぜひ見ていただきたい。
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