甘いマスクと確かな演技力で、さまざまな作品に引っ張りだこの俳優・横浜流星さん。8月25日に公開された映画『春に散る』(原作:沢木耕太郎さん)では、世界チャンピオンを目指すボクサー役を熱演。W主演をつとめる佐藤浩市さんとの熱いタッグはもちろん、ボクシングシーンで披露した肉体美も話題となっている。
そんな横浜さんは実は「極真空手」の有段者であり、中学生のときには世界大会で優勝経験があるほどの実力者だ。持ち前の高い身体能力や肉体美が発揮されている作品も、これまで数多くある。
そこで今回は、横浜さんの圧倒的なアクションや肉体美が見られる出演作にスポットライトを当ててご紹介していこう。
■メインキャラクターの友人役で登場『仮面ライダーフォーゼ』井石二郎役
2011年から放送された『仮面ライダーフォーゼ』。福士蒼汰さん演じる如月弦太朗が主人公の本作で、横浜さんは吉沢亮さんが演じる朔田流星の友人・井石二郎として出演していた。
朔田の稽古仲間として切磋琢磨していた井石は、強さを求めるあまりゾディアーツスイッチを手にし、昏睡状態におちいる……という難しい役どころだった。
当時15歳、俳優としてまだ駆け出しだった横浜さん。少年のあどけなさを残しながらも、当時から目を引く演技を見せていた。のちの大活躍を予感させる貴重な初期作品の一つとして、ファンの間でも人気の一作だ。
■クールなヒーローを好演『烈車戦隊トッキュウジャー』ヒカリ(トッキュウ4号)役
『仮面ライダー』シリーズにつづき、横浜さんは2014年から放送された『烈車戦隊トッキュウジャー』でメインキャラクター・ヒカリ役に抜擢された。グリーンカラーとなるトッキュウ4号を演じた横浜さんの整ったルックス、そしてキレのあるアクションは当時から注目されていた。
とくに戦闘シーンは必見だ。素手で次々と敵を倒しながら階段の手すりなどを利用したアクロバットをおこなうなど、その身体能力を存分に発揮した横浜さん。“本格的肉体派”として知られるようになった作品でもあると言えるだろう。
■肉体美を惜しげもなく披露…『初めて恋をした日に読む話』由利匡平役
持田あきさん原作の漫画を実写化した『初めて恋をした日に読む話』で横浜さんは、不良高校生・由利匡平役を演じた。
本作ではピンク色の奇抜なヘアスタイルで登場し、鍛え抜かれた上半身の肉体美を惜しげもなく披露している。引き締まった体にクッキリと割れた腹筋を確認することができ、その美しすぎる筋肉に魅せられた視聴者は多かったようだ。
放送当時、SNSでは横浜さんが演じたキャラの愛称である“ゆりゆり”がトレンド入りするなど、大きなブレイクのきっかけとなった作品でもある。