■初めて登場したヒトヒトの実!まだ秘密が隠されている?

 最後に紹介するのは、麦わらの一味船医のトニートニー・チョッパー。初めて「ヒトヒトの実」を食べたキャラクターとして登場したトナカイだ。自ら開発したランブルボールという薬を使い、動物系悪魔の実の変身ポイントを増やすことができ、戦闘能力も高い。

 しかし、それ以上にすごいのはやはり医者としての腕前。病気やウイルスに対する知識やひらめきで、一味や周囲の人を多く助けてきた。ワノ国編では、百獣海賊団大看板のクイーンが使用した疫災(エキサイト)弾によってミイラや氷鬼になった人を、戦場にいながら治療薬を開発し助ける離れ業を見せる。

 このような活躍を見せるチョッパーだが、実はチョッパーが食べたヒトヒトの実にはモデルがないため、まだまだ秘密が隠されていそう。ファンの間ではいくつか先の展開が考察されているため、ひとつを紹介しよう。

 動物系悪魔の実の能力者は、その実の姿に変身できる。たとえば、龍に変身するカイドウやバイソンに変身するドルトンだ。しかし、チョッパーは完全な人の姿にはなれない。つまり「ただの人間ではなく、幻獣種や古代種のモデルが隠されているのではないか」という説だ。これを考えると、今後チョッパーに大きな転機が訪れるのかもしれない。

『ONE PIECE』に登場する悪魔の実にはまだまだ謎があり、今後どのような展開を見せるのか読めない部分が多い。ルフィが食べた「ヒトヒトの実 幻獣種モデル“ニカ”」にも秘密はまだまだ隠されているだろうし、チョッパーも気になるところ。

 もしかしたら、太陽の神ニカのほかにも神の名を冠する悪魔の実が登場するかもしれない。今後、どのような展開を見せるのか楽しみが尽きない。

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