■『グラップラー刃牙』大雪山系で最強の実戦部隊とバトル

 板垣恵介氏による『グラップラー刃牙』にも多くの修行シーンが存在する。ここでは主人公・刃牙が大自然の中で、最強の実戦部隊とバトルしたエピソードを紹介しよう。

 刃牙は修行のために、範馬勇次郎に匹敵する戦力と噂の超軍人・ガイアと戦うことを決断した。そして、大雪山系で最終訓練中の彼を含めた実戦部隊と戦うこととなる。

 常人の感覚で考えれば、最強の実戦部隊の最終訓練場となる場所なら、短時間いるだけでも過酷であろう。実際、北と南に分かれた偏西風が日本の上空で合流することで起きる突風や、大きな寒暖差で生まれるアイスバーンなどもある大雪山系は、実は世界でも有数の過酷な自然環境だと言われている。加えて、ヒグマなどの猛獣が襲ってくる可能性だってある。

 刃牙は過去に飛騨でも似たような経験をしていたからか、サバイバル的なことが大きな障害になることはなかったようだ。しかし、戦闘相手のガイアは彼独特の戦闘法「環境利用闘法」で、木の蔓を使って締め上げたりするなど自然を利用して戦う超軍人である。これには刃牙も何度も窮地に追い込まれていた。

 自ら課した修行とはいえ、常人の感覚では自殺行為にほかならないだろう……。

 

 人気バトル漫画に必ずと言っていいほど登場する「修行シーン」。過酷な修行を超えて、さらに強くなる主人公たちの姿にはワクワクさせられてしまう。

 今回は絶対に強いられたくないヤバすぎる修行…の中でも、大自然でおこなわれた修行を3つ紹介した。あなたはどんな修行が印象深いだろうか。

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