■『この素晴らしい世界に祝福を!』アクア
最後は、暁なつめ氏によるライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場する女神のアクアだ。
アクアは水を司る女神で、若くして死んだ日本人の死後の案内を務めている。そして、カズマとの出会いによってひどい扱いを受けることになり、“駄女神”とまで呼ばれることになってしまう。しかしそれは、だらしない性格やお調子者で能天気なところが次々と露呈してしまい、周りのキャラもそれをどんどんイジるからなのであるが……。
そんなアクアは宴会やお酒が好きなので、毎回ついつい飲みすぎてしまう。そのため女神にもかかわらず吐いてしまったりと、ありえない描写まで登場しているのだ。
お酒好きの女性キャラは多くいるが、ここまで無様な姿を見せているのは珍しいと言えるだろう。
ちなみに、酒好きということで注目されているアクアは、兵庫県西宮市の灘五郷にある「酒ミュージアム」の「この素晴らしい世界に祝福を!×酒ミュージアム」というコラボイベントで案内役として登場している。ここからも、“酒といったらアクア!”という存在になっているのだろう。
酒豪の女性キャラに共通する魅力は、やはり飲みっぷりである。見ているだけでも清々しい気分にさせてくれるので、何度も読み返したくなってしまう。ほかにもお酒好きの女性キャラはたくさんいるので、これからも魅力的な酒飲みシーンの登場に期待したい。