■武装もヤバけりゃ名前もヤバい!ユニコーンガンダムの集大成はもはや化け物!

 武装を盛りすぎて何やらすごいことになっている「ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン」をご存じだろうか。これはアクションフィギュア『ROBOT魂』シリーズに登場するユニコーンガンダムのオリジナル形態。

 ユニコーンガンダム自体いくつかの形態があり、作中終盤にはフルアーマー・ユニコーンと呼ばれるミサイルやらビーム・ガトリングガンやらを盛り込んだ最終決戦仕様が存在する。そのさらに発展形がユニコーンガンダム ペルフェクティビリティだ。

 これは実物大ユニコーンガンダムが立てられたダイバーシティ東京で上映された映像作品『機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ』で登場した新形態。ユニコーンにアームド・アーマーとフェネクスの尻尾の部分を付けたものになっており、作中ではネオ・ジオングとの一騎打ちが描かれていた。

 この時点で相当凄まじい機体だが、そのさらに上を行くのがディバイン。追加武装は主に、長距離移動用の大型ブースターと、グレネードランチャー+ビーム・ガトリングガンを装着したハイパー・バズーカ・プラス、さらにはビーム・マグナムを2丁装備。その強さは、シミュレーション上では同型機のバンシィとフェネクスを同時に相手取っても互角以上に戦えるほどらしい。

 普通、ここまで武装を載せると、先ほどのパーフェクトストライク同様に何らかの欠陥が出るものなのだが……。そこは流石はサイコフレーム、といったところだろうか?

■宇宙世紀史上最強の機体…っていうのは嘘かも?

 最後は『機動戦士Vガンダム』から、宇宙世紀最強の機体とも称されるV2アサルトバスターガンダムだ。V2ガンダムは、パーフェクトストライク同様に換装可能なMSで、高機動力がウリのアサルト、長距離攻撃を得意とするバスターの2つのパーツを使い分ける。

 そして、V2アサルトバスターはその名の通り、その2つを全部盛りした形態。戦艦のビーム・シールドすら貫通するメガビーム・キャノンに、アサルト形態のIフィールド搭載かつ攻防一体のメガビーム・シールドを装備して、高火力と防御力を両立したいいとこどりのガンダムだ。とはいえ、ここまでの流れだと武装を盛りすぎて機動力が落ちる心配も浮かぶが、そこは宇宙世紀最高峰の機体。その弱点は克服済みである。

 というのも、V2ガンダム最大の特徴である「光の翼」がすさまじいのだ。背面に搭載されたミノフスキー・ドライブにより、亜光速までの加速が可能とされる。どれだけ武装を乗せようとも物の数ではないのだ。

 そんなカタログスペック最強のV2アサルトバスターは、作中ではエンジェル・ハイロゥの陥落を達成という驚異の戦果を挙げている。全部盛りの機体に相応しい、歴代の『ガンダム』シリーズでも屈指の大活躍と言えるだろう。

 今回は以上3つを紹介したが、他にもデスティニーガンダムやクロスボーン・ガンダムX1フルクロスなど、ガンダムファンの心をくすぐる「最強ガンダム」はまだまだある。あなたの好きな全部盛りガンダムはなんだろうか?

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