女指揮官から犬、美女から猫…アニメで「有名動物キャラ」を演じた声優のすごすぎるギャップ演技の画像
少年サンデーコミックススペシャル『らんま1/2』第4巻(小学館)
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 声ひとつでどんな役柄でも演じてしまうアニメの声優たち。中には犬や猫などの動物をベテラン声優が演じている作品もあり、エンドクレジットを見て驚かされるケースもしばしば。今回は、動物キャラと人間キャラでの演技のギャップがすごい女性声優に注目したい。

■「ジジ」と「シャンプー」、「シロ」と「風間くん」

 まずは映画『魔女の宅急便』で主人公・キキの愛猫「ジジ」を演じている佐久間レイさん。マスコットキャラで、真っ黒な毛、主人公の指導役でどこかクールな性格のジジだが、佐久間さんは『アンパンマン』の「バタコさん」や『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「ニナ・パープルトン」、『らんま1/2』の「シャンプー」などなど多くの人間キャラも演じている。改めて4つのキャラを比べるとそれぞれタイプが違い、プロ声優のすごさに驚かされる。

 なおシャンプーといえばスタイル抜群で破天荒な女性だが、実は水をかぶると「猫」になるという呪いをかけられたキャラでもあり、意外なところで猫繋がりがある。また佐久間さんは2020年の映画『泣きたい私は猫をかぶる』でも猫住人のタマキ役を務めており、ファンの間ではやはり猫のイメージが強い。

 山寺宏一さんが『アンパンマン』で「カバおくん」「ジャムおじさん」「めいけんチーズ」の役を務めているように、同作品内で他キャラの声優が動物キャラを演じるケースは少なくない。

 たとえば『クレヨンしんちゃん』で野原家の愛犬「シロ」を演じるのは、しんのすけの友だち「風間くん」役の真柴摩利さんだ。

 女性声優にしては低めの少年の声と、甲高いペットの鳴き声は、同一人物が演じているとは思えない。また、シロと風間くんは性格や役割も全く別なので、兼役だと気付いていない人も多いのではないだろうか。意識し始めると、同じ作品だけでも、そのギャップに混乱してしまう。

 また、真柴摩利さんといえばガンダムファンにとっては『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「シーマ・ガラハウ」役でおなじみ。彼女はドスの効いた35歳の軍人で、この3キャラの声を何回聞いても同一人物が声を当てているとは思えない、すさまじい演じ分けである。

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