『クリィミーマミ』や『ゾンビランドサガ』にも…“松田聖子が影響を与えた”と言われる漫画・アニメのキャラたちの画像
『PAM POPPUM! 大好き!魔法の天使クリィミーマミ』(ゴマブックス)

 松田聖子さんといえば昭和時代の日本を代表するトップアイドルで、現在においても多くのファンを魅了している。1980年代に流行った“聖子ちゃんカット”など、髪型や服装などのファッション面でも女性たちに大きな影響を与えたことでも有名だろう。

 そんな彼女は、実はアニメキャラにも影響を与えていたという。今回は、松田さんが影響しているといわれるアニメキャラについてご紹介していこう。

■本人の衣装を参考に! 『魔法の天使クリィミーマミ』クリィミーマミ

 1983年から放送されたテレビアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』。日本の芸能界を舞台にした“魔法少女もの”となっているのだが、本作にも松田さんの影響があった。 

 キャラクターデザイナーとして『魔法の天使 クリィミーマミ』をはじめ『うる星やつら』や『機動警察パトレイバー』を手がけた高田明美さんは、2020年9月9日に掲載された『アニメージュ+』のインタビューで、「松田聖子さんの服なんかを見て、やっぱりこういうのが可愛いと思って、その方向でまとめていきました」と明かしている。

 肩に大きなフリルがついた衣装や、ふわふわとボリュームのあるスカートなど、確かに松田さんが当時着用していた衣装によく似たドレスをマミは身につけていた。なかには、衣装がほとんどそのまま表現されたものもあったようだ。

 ちなみに、本作には当時ブームとなっていた「クレープ」や、当時の人気音楽番組『ザ・トップテン』など、時代の流行にそったワードもたびたび登場している。当時の時代背景を感じることのできる『魔法の天使クリィミーマミ』。思わず懐かしさがこみ上げる名作である。

■オマージュシーンにファンが沸いた! 『ゾンビランドサガ』紺野純子

ゾンビランドサガ』は、2018年から放送されたテレビアニメだ。アイドルとゾンビをかけ合わせた本作は、「私たち、生きたい!」のキャッチコピーのもと、続編も制作された人気アニメとなっている。

 そんな本作において松田さんがモデルと言われているのが、本作に登場する紺野純子だ。紺野は7人組アイドルグループ「フランシュシュ」のメンバーで、1980年代のアイドルブームを牽引した“伝説の昭和のアイドル”という設定だ。

 紺野のプロフィールや、どことなく“聖子ちゃんカット”を彷彿とさせるキャラデザインから、1980年に『裸足の季節』で歌手デビューを果たした松田さんを思い浮かべる人も多かったようで、ファンの間で噂は広まった。

 そして紺野が松田さんに影響されたキャラである可能性を大きくしたのが、作中で登場した“オマージュシーン”である。

 紺野が海辺に登場するシーンでのこと。一瞬だが、彼女の後ろを通りすがる女性が右手にコーラ缶、左手に白いサンダルを持っていた。これが松田さんの名曲『渚のバルコニー』の歌詞をオマージュしているのではないかというのだ。

 偶然だとしても、”コーラ缶”と“サンダル”、この2つのアイテムが合致することは非常に珍しいだろう。いまだ公式での発表はないものの、松田さんのファンはすぐにこのオマージュに気づき、喜びの声を挙げていたようだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3