『機動戦士ガンダム』コンスコンや『北斗の拳』“ないアル修羅”も…主人公の強さにビビりまくった敵キャラたちの名セリフ3選の画像
北斗の拳ケンシロウ×ぴあ(ぴあMOOK)

 危機的状況に追い込まれたとき、人間というのは反射的にさまざまな行動をとってしまうものだが、漫画やアニメにはあまりの恐怖から、実に個性的な一言を放ってしまったキャラクターたちが登場する。今回は、敵キャラたちが主人公の強さにビビりまくって“散り際”に放った名セリフの数々を見ていこう。

■圧倒的自信が崩れ去ったあとの凄まじい狼狽っぷり…『機動戦士ガンダム』コンスコン

 1979年よりアニメ放映が開始され、いまや日本を代表するロボット作品として人気を博している、富野喜幸監督の『機動戦士ガンダム』。

 作中では主人公・アムロらの前に、宿敵・シャアをはじめ、“ジオン公国軍”の多くの強敵が立ちはだかるのだが、なかでも敗北時に独特のセリフを放ったのが、司令官であるコンスコンだ。

 ちょびひげを蓄えた恰幅の良い男性で、宇宙攻撃軍司令のドズル・ザビが信頼する部下の一人として活躍している。そんな彼が名セリフを放ったのは、第33話「コンスコン強襲」でのこと。

 非戦闘空域の境界線近くで修理を行おうとするホワイトベースだが、コンスコンはこの隙に目をつけてタイトル通り強襲をしかける。

 12機のリック・ドムの大軍にて、数の暴力でアムロらを殲滅しようと画策したコンスコン。しかし、ガンダムの凄まじい性能、アムロの卓越した操縦技術、連邦軍の反撃により、見事に返り討ちに遭ってしまう。

 この報告を受けたコンスコンは今までの自信に満ち溢れた態度から一変、「ぜ、全滅? 12機のリック・ドムが全滅… 3分もたたずにか?」と、座った椅子の上で崩れ落ち、さらに「傷ついた戦艦1隻にリック・ドムが…12機も? ば…化け物か…」と激しく狼狽。

 その後、補給と増援を受けて再度アムロらと抗戦するも、健闘虚しく、乗っていた戦艦ごと撃沈されてしまった。

 作戦を見事に打破され崩れ落ちる姿、その後、あっけなく敗北してしまったことから、どこか小物と思われがちなキャラクターであるが、だが一方で、その圧倒的な戦力をことごとく跳ね返した“ガンダム”の性能やアムロのセンス、それらが組み合わさった怪物級の実力が示された場面ともいえるかもしれない。

■あまりに理不尽な散り様にちょっと同情…『北斗の拳』ないアル修羅

 1983年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載が開始された『北斗の拳』は、武論尊氏(原作)、原哲夫氏(作画)の強力タッグが送る、世紀末を舞台とした格闘バトル漫画だ。

 序盤は核戦争によって荒廃した世界が舞台であったが、後半は海を渡った先にある「修羅の国」を舞台に新たな激闘が描かれる。

 そんな修羅の国で、ケンシロウによって悲痛な散り際を見せたキャラクターこそ、ファンから「ないアル修羅」と呼ばれている、一人の名もなき修羅だ。

 語尾に「アル」をつける特徴的な喋り方をする男性で、エピソード開始直後に乗っていた車をケンシロウに破壊されたことで激怒するないアル修羅。

 “この地を治めている修羅”ということを盾に恫喝しようとするが、ケンシロウはまるで怯むことなく彼の喉元を掴み上げ、そのまま“尋問”を開始。

 羅将・ハンの居場所について知っているかと問われ、「知らないアル」と答えるものの、その口調のせいで分かりにくかったのか、ケンシロウは「あるのかないのかどっちなんだ」と、さらに尋問を続ける。

 何度も壁や地面に叩きつけられた挙句、ついには恐怖から逃亡し「アイヤ~〜ないあるないあるないあるない〜〜〜~ひょんげ~‼︎」と、とんでもない叫び声をあげた。しかし、このときすでにケンシロウによって“秘孔”を突かれていたらしく、上記のセリフの後に爆死……。

 敵陣営のキャラクターではあるものの、この段階では目立った悪事も働いておらず、たまたま捕縛され殺害されてしまった姿にはどこか同情してしまう。

 モブでありながら、その個性的な口調とケンシロウから受けた言いがかりにも近い扱いから、非常にインパクト大なキャラクターだ。

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