5月9日は「ゴッグ」の日! ガンダムの頭部に穴を開けた水陸両用モビルスーツの真の実力とは?の画像
バンダイのプラモデル「MG 1/100 ジオン公国軍量産型水陸両用モビルスーツ MSM-03 ゴッグ」(C)創通・サンライズ
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 ジオン公国軍が開発した水陸両用モビルスーツ「ゴッグ」。その硬さはハイパーハンマーをも弾き、「さすがゴッグだ、なんともないぜ!」がネットミームになるほどである。

 1979年に放送が開始されて以降、現在までさまざまな作品がファンを魅了している『機動戦士ガンダム』シリーズ。7月8日が「RX-78」の型番から「ガンダムの日」と呼ばれ、3月9日が語呂合わせから「ザクの日」と呼ばれるように、作中に登場する人気の高いモビルスーツにはそれぞれ記念日が割り当てられており、毎年ゲームなどでイベントが行われている。

 そして本日5月9日が、「5」と「9」の語呂合わせで「ゴッグ」の日。水陸両用モビルスーツである、この「ゴッグ」の性能を改めて振り返ってみたい。

■「ゴッグ」の基本スペックは?

「ゴッグ」はアニメ『機動戦士ガンダム』に登場したモビルスーツで、一年戦争時に開発、生産された水陸両用モビルスーツである。開発元は、ドムやヅダなどと同じツィマット社で、ジオン軍で運用されることとなった機体だ。

 深海の圧力にも耐える設計がされているため、戦闘においてもとても頑丈な装甲を持つ。出力は、水中前提の運用とすることで水の冷却効果を前提としている分、他の同期のモビルスーツよりも高く、当時最新鋭のガンダムよりも高くなっている。

 スピードにおいても水中では優れている。水を吸入し、反応路の熱で蒸発させた蒸気を噴射して推進するという、水流ジェットエンジンが採用されているのだ。

 首をすくめたような、ずんぐりとした頭部が特徴だが、これは水の抵抗を受けないようにしたためで、先端が流線形。また一部に変形機構が備わっていて、両腕、両足、肩アーマーを収納して巡航形態に変形することで、さらにスピードを早くすることが可能だ。

■「ゴッグ」の武装は?

 武装はジオン軍の量産型モビルスーツで初めて採用されたメガ粒子砲の他、機雷やソナー対策のフリージーヤード。大きくて鋭いかぎ爪のアイアン・ネイル。他にもフォノンメーザー砲や魚雷、レーザー砲が装備されている。

 この中でフォノンメーザー砲とレーザー砲に関しては不明な点が多い。設定ではレーザー砲2門が装備されているが、『機動戦士ガンダム』の劇中で使用されたことは無い。腕部に装備されている説もあるが、これも定かではない。フォノンメーザー砲においても、原理やエネルギー源には諸説あり、謎が多い武装である。

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