■「おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです…」

 最後は荒木飛呂彦氏による『ジョジョの奇妙な冒険』の矛盾点。第1部「ファントムブラッド」では、ジョナサンに波紋法を教えたウィル・A・ツェペリが、死の間際に「結婚もしなかったし家族ももたなかった」と言っている。しかし、第2部「戦闘潮流」にはツェペリの孫だというシーザー・A・ツェペリが登場している。

 これは単純に荒木氏のミスのようで、コミックス4巻で「長くかきつづけると、そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。“おとなはウソつきだ”と思った少年少女のみなさん、どうもすみませんでした。おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……」と説明した。

 長期連載の漫画を読んでいると、さまざまな矛盾を発見してしまうこともある。その理由がヒューマンエラーであるにしろ、作者やキャラ主張の変化にしろ、ただ「面白ければいい」というおおらかな気持ちで漫画を楽しむ心を忘れないようにしたい。

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