「波動砲」「イデオンガン」「無限拳」…狙撃だけじゃない! ロボアニメのトンデモ「長距離武器」3選の画像
画像は『宇宙戦艦ヤマト』DVD MEMORIAL BOXより

 アニメに登場する巨大ロボットたちはそれぞれ多種多様な武器を搭載しており、近接武器はもちろん、射撃武器による長距離狙撃シーンにもワクワクさせられる。射撃を得意とする機体である『機動戦士ガンダム00』のガンダムデュナメスや『マクロスF』のVF−25Gなど、敵を射程外からピンポイントで狙撃するシーンは胸アツだ。

 一方で、ロマンを感じる人が多いと思われるのは、一撃で敵の隊を殲滅するほど高い攻撃力を備えた“特大仕様”の長距離武器。とんでもない威力で敵を倒すシーンは、いずれも大迫力で胸が躍るものばかり。そこで今回は、攻撃力がすさまじい“トンデモ長距離武器”を3つ紹介したい。狙撃のスマートさとはまた違う、派手さがとても魅力的な武器ばかりだ。

■元祖トンデモ兵器!戦艦から発射される極大砲撃

 まず、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』に登場する「波動砲」は欠かせないだろう。宇宙戦艦ヤマトに搭載された波動エンジンを動力とするエネルギー砲で、テーマソングと並ぶ本作の代名詞ともいえる存在だ。

 波動砲は艦載砲というより、ヤマト自体を砲身として波動エネルギーを撃ち出す。エネルギーは小宇宙ひとつ分に相当するというから、とにかくイメージできないほどのすごさだということが視聴者にも伝わってくる。

 波動砲が初めて放たれたのは、第5話「浮遊大陸脱出!!危機を呼ぶ波動砲!!」のエピソード。冥王星基地攻略で試射を兼ねて初めて放たれたが、浮遊大陸を完全に消滅させる威力を見せた。

 あまりの威力に真田志郎は「許されないことをしてしまったのではないか」と呟き、以降も沖田十三は波動砲の使用に慎重だった。強力すぎるのが弱点という、元祖トンデモ武器といえるのではないだろうか。

■惑星に隠れても関係ない!謎多き力で艦隊全滅

 続いては、1980年に放送された『伝説巨神イデオン』に登場する「波導ガン」と「イデオンソード」。どちらも主人公ユウキ・コスモの搭乗するイデオンが使用する武器で、波導ガンは作中で「イデオンガン」と呼ばれている。

 この2つ、射程はもちろんとにかく威力がとんでもないので、一部を紹介したい。たとえば「直撃しなくても大地が消し飛ぶ」「土星の輪のような惑星の輪が消し飛ぶ」「艦隊が一瞬で全滅する」「惑星を真っ二つにする」「惑星を貫通して、惑星の向こうにいる艦隊が全滅する」「亜空間にいる敵も全滅する」など、対峙した相手にとっては恐怖以外の何者でもない。

 劇場版『THE IDEON 発動篇』では、イデオンガンとイデオンソードを同時に使用して、彗星を消滅させるシーンもある。これほどの戦果をあげておきながら、フルパワーで使用されたことはないというところも恐ろしい。

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