4月7日(金)より放送中のTVアニメ『マッシュル-MASHLE-』で主人公チームの紅一点・レモンを演じる上田麗奈。鍛え上げた肉体とマイペースなメンタルを武器として、魔法の世界で無双する作品にちなみ、自身の身体と心の健康維持、さらには声優としての今後について話を聞いてみた。
■食事に気をつけたいけど、自炊はダメ!?
ーー上田さんは普段から運動などはされていますか。
してないです。ただ、最近はヒールを履くようになりましたね。これまではスニーカーで出かけることがほとんどだったんですけど、仕事で踊ったときにふくらはぎがパンパンになっちゃって、そのせいで膝も痛くなってきて。知らないうちにふくらはぎの筋肉がめちゃめちゃ落ちていて、これはなんとかしなきゃと思ったんです。
ーーヒールで歩くと鍛えられるんですか。
つねに踵を上げているので、ふくらはぎだけでなく体幹も鍛えられているような気もします。
ーーでは、普段の食事面で気を遣っていることは？
消化に優しい食べ物を摂るようには心がけていますけど、ほかはあまり気を配っていません。でもちゃんとしなきゃとは思っているんですよね。本当なら栄養素とかを調べて「今日はこの食材を食べるぞ」とかしたいんですけど、何しろ自炊がまったくダメなので（笑）。
ーーなるほど。自炊をしないとなると、栄養面はなかなか苦労しますね。
そうなんです。なので完全栄養食的なものに頼りがちですね。「これさえ食べておけば」みたいな。
■「シルバニアファミリー」で一人遊び!?
ーーなるほど。睡眠はいかがですか。
私、寝つきはすごくいいんです。ただロングスリーパー気味なので、できれば8時間は寝たいんですけど、毎日8時間の睡眠時間を確保するのはなかなか難しくて、だいたい週の半分くらいは6時間くらいになっちゃってますね。そういう場合は移動中に仮眠するなどして、うまくリカバリーしています。
ーーちなみにストレス解消法だったり、今現在ハマっているものはなんですか。
「シルバニアファミリー」です。部屋に飾って眺めたり、自分でストーリーを決めて、一人で遊んだりしています。……これ、恥ずかしいですね（笑）。
ーー役者さんですから、それも練習の一環ですよね。
そうなんですよ。その通り！ あくまでお芝居の練習の一環です（笑）。
■将来の理想像は模索中。作品のプラスになる存在を意識
ーー今は声優として多忙な日々を送っていると思いますが、今後の目標や夢などはありますか。
自分が将来どんな声優になりたいのかっていうのは、実は昔からずっと考えていたんですけど、未だに模索中です。これまでいろいろなお仕事をさせていただいて、いろいろな先輩方とご一緒しましたが、人それぞれでやり方やスタイルは違っていて、どれもが素晴らしく思えるんですよね。
ーー人それぞれだけに、逆に難しいんですね。
そうなんです。そのなかで私にはどんなスタイルが合っているのかを判断するのって難しくて。自分がこうなりたいという気持ちもあれば、こういうポジションでいてほしいという周囲の期待のようなものもあると思うので、なかなか答えは出ないですね。私としては、目の前の作品やお仕事に集中して臨みつつ、いつか自分だけのブレない芯のようなものが持てたらいいなとは思います。
ーー素晴らしいですね。以前と現在とで、そういう仕事に対しての考え方は変わってきましたか。
昔は何事においても一つのやり方しか知らなかったですし、できなかったというのはあります。こうしていろいろな選択肢を選べること自体が成長と呼べるのかもしれません。ただそれと同時に、もうあの頃のような無茶なエネルギーの使い方や、心の動かし方はできないかもしれないなって考えることもあります。
ーーいまには、いまのやり方があるということですね。
結局は無いものねだりなんですよね。だから、今と過去、どちらが良いというわけではないですが、たまに昔を思い出してちょっと寂しく感じたりもしますね。ただ、私が一貫して意識しているのは、とにかく作品にプラスの価値を与えられる声優になりたいっていう一心なんです。それは今後も変えたくないし、変わらないと思います。
《プロフィール》
うえだ れいな
１月１７日生まれ、富山県出身。2012年声優デビュー。１５年には「第９回声優アワード」で新人女優賞を受賞。近年の出演作に、『ロード・エルメロイII世の事件簿』（グレイ）、『鬼滅の刃』（栗花落カナヲ）、『虫かぶり姫』（エリアーナ・ベルンシュタイン）、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』（ギギ・アンダルシア）、『グリッドマン ユニバース』（新条アカネ）など。
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