■冷徹かつ狡猾だが名エピソードを生んだ「マンナッカー」

 黄金のライターがロボットに変形するアニメ『黄金戦士ゴールドライタン』には「ウヨッカー」「サヨッカー」「マンナッカー」という3人の敵幹部が登場する。本記事の最後に取り上げるのはその中の一人である「マンナッカー」。ライバルキャラかつ「機械美女」のキャラクターである。

 マンナッカーは、黄金のボディにピンク色のワンピース水着を着ているようなデザインで、髪形は緑色のボブカット。敵側の幹部キャラなのだが、他の二人の幹部と比べても邪悪さはあまり感じない、かなりかわいらしい見た目となっている。

 性格は敵幹部らしく冷徹かつ狡猾で、人間の女性に変装してミスコンに参加したり、科学者を騙して兵器を作らせたりといった情報戦を多用する頭脳派だった。彼女が改心するきっかけとなった出来事が描かれる『黄金戦士ゴールドライタン』第48話「標的マンナッカー」は、ストーリー、演出ともに非常に高いクオリティで、ファンの間ではあまりにも有名なエピソードだ。

『超電磁ロボ コン・バトラーV』の南原ちずるや『UFOロボグレンダイザー』のマリア・フリード、『聖戦士ダンバイン』のシーラ・ラパーナなど、これまでロボットアニメには生身の美少女キャラが多く登場し人気を集めてきた。だが今回紹介したような、全身を機械で作られた美女たちにもまた、不思議と温かい魅力を感じてしまうもの。無機質な質感ながら、それぞれに女性としての魅力が感じることができる機械美女。その斬新なデザインを、改めてじっくりと見てみるのも良いだろう。

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