『ガンダム水星の魔女』ミオリネに『エヴァ』ミサトさんも「なぜ?」意外な性格が伝わる汚部屋に住む美人キャラたちの画像
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』season2 (C)創通・サンライズ・MBS

 漫画やアニメに登場するキャラには、つい幻想を抱いてしまうもの。美人キャラは家もキレイに違いないと勝手な理想を押しつけてしまうが、いざ彼女らの部屋の様子が映し出されたとき、意外な「汚部屋」っぷりに驚いた経験のある人は少なくないだろう。100年の恋も冷めてしまいそうな瞬間である。

 今回は、部屋の様子から意外なキャラ性が伝わってくる、美人キャラたちを紹介したい。

 まずは、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト。ネームバリューのある作品・キャラなので彼女の汚部屋っぷりは残念ながらお茶の間にも知れ渡っている。

 ミサトは特務機関NERVの戦術作戦部作戦局第一課課長でエヴァンゲリオンの戦闘指揮官。主人公の碇シンジらの上司にあたり、彼に直接エヴァに関する指示を出す「かっこいいお姉さん」キャラだ。

 普段の仕事があまりに激務なためであろうか、それとも単に彼女自身のずぼらでだらしない性格の問題か、彼女の部屋は常にゴミで埋まっている。寝床も布団を敷きっぱなしの万年床で、冷蔵庫には食料は入ってないのに、ヱビスビールの缶でビッシリ埋まっている。

 さらに新劇場版では、山口県の銘酒・獺祭も並べられている始末。ミサトは料理下手でもあるので、家でまともな食事は摂っていなさそうだ。

 シンジと同居することになってからは年下のシンジに家事を任せっきりにするところなどは、彼女の「忙しい」という言葉では片づけられないがさつな性格が見え隠れしている。

 しかしビールの中でもヱビスビールは高級品の部類。冷蔵庫の中に入っているものだけでも結構な金額だろう。ネルフの課長ともなれば、酒代に糸目はつけないようだ。

 一方で、同じ『エヴァ』の綾波は、ミサトとは全く対照的な殺風景な部屋に住んでいる。最低限の家具と寝具しかない部屋は、彼女の空っぽな性格をよく表しているようだ。

 とはいえ玄関にものすごい量の郵便物をため込んでいたり、キッチンのシンクに皿が洗われずに積まれていたり、部屋の中に下着を干しっぱなしだったり、冷蔵庫の横にスーパーの袋を吊り下げて空き缶を詰め込んでいたり、血まみれの包帯を段ボールに詰め込んだままにしていたりと、実は随所が汚い。綾波は、ミサトとは違った意味でさまざまなことに無頓着なのだろうと想像できる。

 続いては2022年10月からアニメが放送され、2023年4月9日より待望の第2シーズンの放送を控えている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のミオリネ・レンブラン。

 容姿端麗で成績もいいミオリネは、物語の舞台であるアスティカシア高等専門学園において、学生寮ではなく、理事長だった父が使っていた部屋を改装してひとり暮らしをしている。

 一見完璧に見える彼女だが、整理整頓は苦手なようでいつも部屋の中は食べ物や飲み物の空き容器やゴミ袋が散乱している。その代わり趣味や好みがかいま見えるような私物はほとんど置かれていない。食堂の利用が面倒なのか、ゴミの中でもインスタントラーメンの容器が特に多いようなので、コバエなどが飛んでいないと良いのだが。

 彼女の部屋が汚い理由は、お嬢様育ちだから掃除という行為に馴染みがないためか、それとも憎んでいる父親の部屋を使っているためワザと汚してしまうのか、地球に行くまでの仮の部屋という認識のためか、単に自分の生活に関してはこだわりがないのか。いまだ理由は明かされていない。

 しかしそんな彼女も心の癒しであるトマトの栽培に関しては別のようで、水耕栽培スペースはかなりキレイに整備されている。この描写だけで彼女が掃除ができないわけではないことや、本当にトマトの栽培が好きなことが伝わってくる。

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