『地獄先生ぬ~べ~』『アウターゾーン』でも…一度は試した? ビビりながら読んだ漫画の“コワ~い”実験・儀式の画像
画像は映画3作品を収録した『地獄先生ぬ~べ~ THE MOVIE』のDVDより

 人から見聞きした知識や実験・儀式を実際に試したことはないだろうか。例えば学校に伝わる有名な怪談の「トイレの花子さん」。3階の奥から3番目のトイレ(学校や地域によって異なる)の扉をノックすると幽霊の花子さんが現れるというのは昭和から有名な話で、今に至るまで多くの子どもたちをビビらせてきた。

 このような噂話や儀式が漫画で紹介されていたとき、実際に試してみたという怖いもの知らずな人もいるかもしれない。今回は、みんなが特に気になったり、当時試してみたであろう、ちょっと怖い儀式を紹介したい。

 まずは『週刊少年ジャンプ』で1993年から1999年まで連載されていた『地獄先生ぬ~べ~』より。18話では「こっくりさん」「キューピッドさん」「エンジェル様」など呼び名は色々の、昔から伝わる低級霊を降霊する儀式が紹介された。

 同作ではエンジェル様と呼ばれ、そのやり方は紙に大きくハートマークを描いて内側を50音で囲み、中心に「はい」「いいえ」と書いたものを準備し、10円玉に指を置いて「ハートの周りをお回りください」と唱えてから聞きたいことを聞くというもの。終わった後は紙を48以上に小さくちぎって捨てなければいけないらしい。

 この儀式を試した細川美樹は、エンジェル様に使った10円玉に取り憑いた醜いブタの低級霊に祟られてしまった。なお、似たような話は他にもあり、87話ではダウジングのようなフーチ占いが紹介された。

『ぬ~べ~』からもう1つ、連載1周年を記念して掲載された「幽体ひっぱりゲーム」を紹介したい。

 これは2人で行うもので、「まず体の力を抜いて腕をだらんと下げてもらい 手の表と裏を3回ずつたたき 幽体をさするように表面をなでます そして糸を引っぱるようにして何度も幽体を引くのです 素早く何度も繰り返してください」とやり方が紹介されている。

 すると、相手に触られていないのに、下げた手が勝手に引っ張られて上がるというのだ。コマの隅には作者コメントで「100%成功します! すごく簡単です!」と添えられている。こちらは一種の暗示によるものなのだろうか、霊に関する実験ではないので実際に試したという人も多いのではないだろうか。

 なお、エンジェル様でも痛い目を見た美樹は作中屈指のトラブルメーカーで、幽体離脱を試した結果、ろくろ首のように首を自在に伸ばすことが出来るようになってしまった。こちらは現実的ではないにしろ、あまり遊び半分で実験や危ない儀式を繰り返さないほうが良さそうだ。

 また『ぬ~べ~』23話をはじめとして、さまざまな漫画の中で「合わせ鏡」について紹介されることは少なくない。これは午前0時0分0秒に家庭科室の姿見で合わせ鏡を作って、その間に立つと未来の自分が見えるというもの。そもそも夜の学校に入ることは不可能だが、この手の怪談は長い間語り継がれているものである。

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