■この人ほどグラスが似合う人はいない…『機動戦士ガンダム』シャア・アズナブル
さて、最後はボスというにはスマートすぎるであろう、『機動戦士ガンダム』に登場する“赤い彗星”「シャア・アズナブル」だ。紅茶も嗜んだりするシーンも見られるが、上流階級でもやっていける軍人であり、作中ではワインかシャンパンかは不明だが、どちらにしても見た目からしてグラスが似合い過ぎている。
シャアは序盤からアムロのライバルとして登場するし、大魔王バーンと違って常に前線に赴くカッコいいキャラだ。そんなシャア、社交界のパーティーでワイングラスを片手にカウンターで佇んでいる仕草が妙にセクシーだった。
とはいえ、ガルマを持ち上げて気分を良くしておき、最後は駒として扱うのだからバーンよりもタチが悪いかもしれない。もちろん、シャアには秘められた野望……というよりも復讐心があるので仕方ないともいえよう。
パーティーでガルマとイセリナの仲を見届けながら、「前線でラブロマンスか。ガルマらしいよ お坊ちゃん」と言ってグラスを口に近づける仕草や、あの仮面の下での冷めた微笑みがなんとも言えない。
それにしてもシャアは敵キャラというよりも、もはや主役クラスのキャラだ。こんなイケメンが近くでワインを飲んでいたら、女性はクラっときてしまうだろうな……。
さて、漫画やアニメに登場する強者にはワインがよく似合う。主人公のライバルとして君臨するだけに、グラスを持つ仕草は主役よりもカッコよく見えるものだ。時にはこのようなシーンを見ながら酒をたしなんでみるのも、大人の楽しみかもしれない。