■反則じゃないの? もはや殺人レベル…ジャンクマンの「ジャンクハンド」

 悪魔六騎士のジャンクマンも、存在自体が恐ろしかった。

 彼は“血の海地獄”と称する通り、手に巨大な棘がついた「ジャンクハンド」を装着しており、プレスすることで相手を血の海にしてしまう。これが必殺技の「ジャンククラッシュ」だ……ってよく考えたら、普通に攻撃したら必殺技になっているような……?

 というより、いや、すでに凶器じゃん! ロビンマスクの鎧を挨拶代わりにスクラップしているほどで、針のようなスパイクは強烈だった。しかも、これは胸にも仕込んであり、接近戦になっても殺人レベルの脅威だった。さらに後頭部にも顔が出現する「ダブルフェイス」は普通に怖いぞ……。

■シングルマッチなら最強!? ミスターカーメンの「ミイラパッケージ」

 さて、最期は七人の悪魔超人編に登場したミスターカーメンだ。この男、実はマイナー超人で知名度も低いようだが、実は相当恐ろしい技の使い手なのである。エジプトのファラオを彷彿とさせるマスクで、どこか王家の風格も垣間見える。

 ブロッケンJr. と対戦することになったミスターカーメンは、「ベルリンの赤い雨」を食らってしまい、ちょっと劣勢となったところで「マキマキ!」と、謎の言葉を発する。そして、目を光らせて「怪光線」を出すとなんとブロッケンJr. の動きを封じてしまった(最初からやれよ……)。

 そして最強の技でもある「ミイラパッケージ」を繰り出した。これは、相手を布で包んで身動きを封じ、専用のストローで体内の水分を吸い取るという熾烈な技。

 しかもストローを用意したときに「死ねーっ!!」って普通に言っちゃってるから殺す気満々! ……とはいえ、モンゴルマンと身代わりとなったレフェリー(アニメ版ではキン骨マン)のおかげで、ブロッケンJr. は勝利することができた。(レフェリーが一番可哀そうだった)

 でも本当に強いのは間違いないだろう。「マキマキ!」と言われたら動けないし、普通にシングルマッチなら負けないのではないだろうか。

 

 悪魔六騎士はそれぞれ残忍なヤツらが多いもので、スニゲーターやプラネットマンもかなりの悪者だったな。う〜ん、凄惨なシーンも多かったものの、こうやって振り返ってみると、また読みたくなってしまうな。

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