吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』は、2016年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、一大ブームを巻き起こした作品だ。大正時代初期を舞台に、炭焼きを生業とする心優しい少年・竈門炭治郎の数奇な運命を描いた本作。彼が身を置く“鬼殺隊”を含めて個性的なキャラクターが多く登場するのも、人気に火がついた要因の1つだろう。
作中で活躍する“鬼殺隊”のメンバーは、そのほとんどが10代という若さで、命を懸けた戦いに挑んでいる。“鬼”という脅威に立ち向かう彼らの姿はそれぞれ魅力的で、ファンを惹きつけてやまない。今回は、そんな人気キャラクターが多い『鬼滅の刃』の男性陣のなかで、“彼氏にしたい”キャラクターをさまざまな角度から真剣に考えてみた。
■公式の人気キャラ1位は我妻善逸
2020年10月に本誌で開催された「第2回『鬼滅の刃』キャラクター人気投票」では、主人公の炭治郎や同期の嘴平伊之助をおさえて1万7451票を獲得した我妻善逸が1位を獲得した。
彼の魅力といえば、戦闘時に見せる意外な一面だろう。普段は臆病で戦闘に対しても消極的な善逸だが、窮地に陥ると気絶して眠りに落ち、別人のような強さを見せて一撃で敵を倒してしまう。
そんな“普段は頼りないけれど、いざとなったら強い”というギャップに惹かれる人が多いようで、実際、「敵を倒すときがかっこいい」という声が多く寄せられていたようだ。
そして善逸は“女の子が大好き”なキャラクター。女性を見れば言い寄る場面が多く軟派なイメージもあるものの、実は好きな女の子には一途で、禰豆子を守るためには傷だらけになったこともある。彼のそんな性格も、人気投票で1位を獲得したゆえんだろう。
■“彼氏にしたいキャラ”として人気の竈門炭治郎
ネット上で“彼氏にしたいキャラ”として人気なのが、主人公の炭治郎だ。炭治郎に関しては「とにかく性格がいい」「一途そう」という好印象の意見が多く、「かわいい」という意見も目立っていた。
たしかに炭治郎はかわいらしい顔立ちで、年上女子の心をくすぐるキャラクターだと思う。そしてやはり主人公ということもあり、「優しく強い」という少年漫画のヒーローのセオリーを体現している人物でもある。
また、炭治郎が炭を売って幼い兄弟たちと母親を支えていたという経歴からも、頼りがいのある彼を“彼氏にしたい”と感じる人が多いようだ。