――AとBのチョコを食べ比べて、どちらの値段が高いか当ててください。それぞれ一粒分をきざんで、見た目ではわからないようにしてあります。
鳥海:あ、こんなに食べていいんだ。
増田:Aから、いただきます。(食べて)うん。Aはチョコらしさはありますけど、香りはそこまで……。
鳥海:甘いね。
増田:そうなんですよ。甘さはしっかりあって。
鳥海:じゃあ続いてB。あ、口の中をちゃんとお水でリセットしてから、Bの方のチョコレートをいただきたいと思います。
増田:ああ~、こっちの方が味の立体感がありますね。奥行きがあるというか。
鳥海:そうですね。うまい!
増田:……これはちょっとアレだな、わかりやすいなぁ(笑)。
鳥海:そうだね(笑)。どうですか? もう考えるまでもない感じもするんですけど。
増田:はい……そうですよね。考えるまでもないですよね。
鳥海:じゃあ、AとBの札がありますので、最初に食べた方が高いと思ったらAを、2番目に食べた方がうまいと思った、いや、高いと思ったら……。
増田:うまいかどうかは個人的な感想じゃないですか(笑)。
鳥海:本音が出ちゃったよ!(笑) 2番目に食べた方が高いと思ったらBを上げてください。
増田:面白いな~。これ本編でやれば良かった(笑)。
鳥海:じゃあ、いきますよ、せーので出しましょう。高いと思ったチョコレートは……せーの! B!
増田:(Bを上げて)この流れでボケるのは、ボケが霞んじゃうのでちゃんと答えます。Bです。
鳥海:逆にボケるのはカメラが回っているときですよ。
増田:確かに。でも、Aの方もおいしかったですよね。
鳥海:打ち合わせのときにお値段を聞いたら、結構差があったんですよ。
増田:おいくらぐらいです?
鳥海:一粒の値段でいうと20倍ぐらい違いました。
増田:じゃあ、もう全然違いますね。どちらもチョコのおいしさはもちろんありますけど……。
鳥海:おいしさの質というのがね。さっき増田くんも言っていましたけど、Bは味の奥行きとか、立体感があって、あと、ちゃんとチョコの香りがしたでしょ?
増田:そうなんですよ。チョコは甘さじゃないんですよね。香りなんです。
鳥海:Aはちょっと私には甘すぎたんですよね。それなりに我々も人生を歩んできて、それなりのチョコレートを何度かいただいているわけじゃないですか。
増田:食べてきました。
鳥海:と考えた時に、その記憶をたどっていくと、必然的にBかなと。
増田:正直イージーですね。