ルパン三世、葛城ミサト、冴羽リョウ…アニメキャラの愛車「リアルで買うと」ハウマッチ!?の画像
ゼノンコミックス『今日からシティーハンター』第7巻(コアミックス)
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 アニメ作品でキャラクターが乗っている車がカッコよくて憧れたという経験はないだろうか? キャラクターのイメージと密接に結びつくガジェットであるのと同時に、メカ作画はアニメーターの腕の見せどころでもあって、強く印象に残るのは必然とも言える。特にそれが実際に存在する車だったらなおさらで、「あんな車に乗ってみたい」と思ってしまうのも無理からぬところだ。

 しかし、そこで気になるのはやはり値段。もしお手頃な値段なら、手に入れてアニメキャラと同じ気分を味わってみたい……そんな願望はさらに高まるだろう。

 そこで、今回はそんなアニメキャラの所有する愛車の中でも特に印象的だったものを、その値段や特徴も含めて紹介していきたい。

■『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサトのアルピーヌ・ルノー A310

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する葛城ミサトの愛車は、1971年に発売された「アルピーヌ・ルノー A310」だ。TVシリーズの第1話でミサトは、ブルーのカラーリングも目に鮮やかなこの車に乗って颯爽と登場すると、サキエルとの戦いに巻き込まれそうになった碇シンジを乗せて走り出す。

 ミサトいわく、この時点でレストアが終わったばかりで33回ローンが残っていたが、サキエルに対して使用されたN2地雷の爆風で吹き飛ばされてベコベコになってしまったのは気の毒と言うほかない。

 この「アルピーヌ・ルノー A310」は、1976年以降の「A310 V6」に、初期型の特徴的な6連ヘッドライトを組み合わせ、電動化されたカスタムとなっていて、随所にこだわりが感じられるのが興味深い。TVシリーズではこのあともA310は登場するのだが、ハンドルが右から左に変わっていて、色は同じだが別の車だということがわかる。こちらはオリジナルのガソリンエンジン車だ。

 さて、その「アルピーヌ・ルノー A310」だが、どれほどの値段がするのか? というと、現在確認できる取引価格でおよそ880万円。A310の先行モデルのA110は2017年に復刻されているが、こちらは新車で800~950万円ほど、中古で500~900万円ほどが相場らしい。ちなみに旧A110は『ルパン三世』(TV第1シリーズ)で峰不二子が乗っていた車でもある。

 また、新劇場版でもミサトは「アルピーヌ・ルノー A310」に乗っていたが、これも『破』で大破してしまうので、その後は「マツダ コスモスポーツ」に乗っていた。こちらの取引価格は990万円ほどだ。

■『名探偵コナン』ジンのポルシェ356A

名探偵コナン』に登場する“黒の組織”のジンといえば、組織の名前通りの漆黒の車が印象的だ。この車は、1948年に製造が開始されたクラシックカー「ポルシェ356A」である。

 クラシックカーの中でもかなり希少で、投資の対象にもなると言われるほど。作中でも部下のウォッカが「通行人が見てたんじゃないんですかい? 兄貴の車珍しいから…」と話しており、そんなところからもこの車のすごさが伝わってくる。ヤミの犯罪組織なのにそんなに目立っていいのかと思ったりもするが……。

 さて、この「ポルシェ356A」の値段はかなり高騰しているようで、昨年オークションに出品されたものは約40万ドル以上で取引された。1ドル130円で換算すると、およそ5200万円になる。さすがは黒の組織、資金力もハンパないということがわかる驚きの価格と言えるだろう。

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