■夢にまで見た最強タッグ！ 悟空とピッコロの共闘にシビレた！
ラディッツ襲来の一連の流れはスピーディーな展開だったが、なかでも胸躍ったのがピッコロと悟空の共闘ではないだろうか。亀仙人までもがワクワクしており、因縁のライバルというべき二人が最強タッグを結成するのにはシビレたな〜。
そしてこの二人が共闘しても歯が立たないほどラディッツが強いという設定も素晴らしく、残りの生き残ったサイヤ人がどれほどの強さなのか興味津々となったものだ。
“気”を高めて一点集中することにより、戦闘力が急激に高くなるのも面白かった。要は、必殺技なら自分より強い相手を倒すことができるというもので、かつて“かめはめ波”を放つために亀仙人が筋肉モリモリになっていた理由もよく分かった。
そこからさらに盛り上がったのが、ピッコロの新技でもある“魔貫光殺砲”だ。悟空を倒すための技だったのに、使用したのはラディッツのみ。それでも彼を倒す決め手になったのだから、凄技というのが見て取れよう。あ、でも悟空も死んでしまったな……。結果的に、“悟空を倒すための技”として成功ということになるかな。
ファミコン『ドラゴンボールＺ 強襲!サイヤ人』に熱中した当時の少年たちも、アニメ『ドラゴンボールＺ』を楽しんだことだろう。アニメ初期から登場する「サイヤ人」や「スカウター」というキーワードは、のちのフリーザ編にも大きく関連することになる。ドドリアはこの２つに激怒していたほどだ……。
でもやはりキーパーソンは悟飯とラディッツの２人であり、両者の存在がその後の展開を期待させるうえでも欠かせなくなり、面白さを倍増していたものだった。
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