『SLAM DUNK』クールな流川が見せた“意外な子どもっぽい反抗シーン”「我関せず」「イヤダ」静かな意思表示が流川流!?の画像
『SLAM DUNK』Blu-ray Collection VOL.2(TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D))

 映画『THE FIRST SLAM DUNK』が異例の大ヒットとなっているなか、原作『SLAM DUNK』をもう一度読み返してみたという人も多いのではないだろうか。

 連載当時、男性からも女性からも人気が高かったのが、湘北高校のエース・流川楓だ。「オフェンスの鬼」と呼ばれるほど挑戦的なプレイスタイルにもかかわらず、普段は極めてクールで無口な性格の流川。しかし、実は可愛らしい一面もある。それがよく表れているのが、監督である安西先生や先輩たちに密やかな反抗を示すシーンだ。

 今回は流川の可愛くてお茶目な部分を再発見すべく、作中で見られた意外な反抗シーンを集めてみた。

■小声で一言…静かだが断固たる意思表示

 普段は安西先生に一定の敬意を示している流川だが、その指示に対して、小声だがはっきりと反抗することがある。

 陵南高校との練習試合、陵南のエース・仙道彰に対し、流川と桜木花道のダブルチームでマークするようと安西先生から言われたときのこと。もちろん桜木は大っぴらに反対するのだが、これには流川もめずらしく小声で「イヤダ」とはっきり断っている。

 桜木のようにダダをこねることはないものの、小さく一言、しかし断固たる意思表示をするところが、いかにも流川らしい。

■チームのみんながしてもオレはしない!

 陵南との練習試合の後、それまで体育館シューズでバスケをしていた桜木が、やっとバッシュを手に入れた。はじめてのバッシュにご機嫌の桜木だが、チームメイトは寄ってたかってそのバッシュを踏みつける。副キャプテンの木暮が言うには、新品のバッシュはケガをしやすいため、一種の“ゲンかつぎ”としてチームみんなで踏むと良いのだそうだ。

 木暮の説明に納得する桜木に対し、流川は「オレは ふまなかったけど」と一言。わざわざ言わなきゃいいのに、そんなこと……と思ってしまうが。こと桜木相手になると流川はどうにも意地を張って、子どもっぽさが前面に出てしまうようだ。

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