■見やすくなった名作アクションゲームの続編『大魔界村』
最後は、ファミコンでも難易度の高かった『魔界村』の続編にあたる『大魔界村』だ。
アーケードでも人気を呼んでおり、100円玉が何枚も必要になった猛者も多いだろう。人によって感じる難易度は異なるだろうが、筆者的には続編のほうが難易度は低いと感じた。
恐らく画面が見やすくなったというのもあるだろうし、初代のインパクトが強すぎて妙な先入観が入ってしまい、“『大魔界村』は難しくない”とイメージしたのかもしれない。
主人公のアーサーは、相変わらず変な走り方とギリギリのジャンプ力で焦らせてくれる。『大魔界村』には宝箱が多く出現しており、いらない武器まで取らされるから慎重さが重要となった。
このゲームは大魔王ルシファーを倒すのが目的なのだが、プリンセスが魂を奪われるというとんでもない設定なので、ちょっと引いてしまう。しかも、コイツを倒すために頑張って最終ステージまで進んでも、賢者のような爺さんに、“魔力が足りず今のままだと魔王に勝てないから、もう一回やり直し”と言われてしまうのだ。
え……?ちょっと待てよ……また最初からなの……? さらに、プリンセスも登場して2周目をお願いされてしまう。う〜ん、助けるのをやめようかな……という気にもなる。
それにしても、鎧が脱げるとなぜパンツ一丁になるのだろう。服を着ないのか? まあパンツまで脱げてしまったら、股間を隠すのに必死で戦いどころではなくなるが……。
メガドライブはスーファミよりも販売台数が劣るものの、名作ソフトは多かった。今回はアーケードゲームで人気を博して移植されたゲームを紹介したが、メガドライブには優秀なソフトがたくさんあるので、また紹介していきたい。