『とんでもスキルで異世界放浪メシ』MAPPAの神作画による本気飯テロも話題…どこへ行きたい? 冬アニメ「注目の異世界」3選の画像
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(C)江口連・オーバーラップ/MAPPA/とんでもスキル

 年が明けて冬の新作アニメが続々と放送開始されている中、今クールは特に「異世界転生」ジャンルが大豊作となっている。

 元いた現世からまったく知らない異世界に転生し、そこで新たな自分と仲間たちに出会う物語が描かれる大人気ジャンル。これまでにも数多くの名作が生まれてきたが、今年の冬はかなり趣向の凝った珍しい設定の作品が目立っている。

 お腹を空かせてしまうような作品や、あまりにも日常感あふれる作品まで、2023年冬クールから注目の「異世界アニメ」をいくつか紹介したい。

■ガチな協力企業で実現したご飯シーンのリアル感

 今期の「異世界転生」作品で最も話題を集めているのが、『チェンソーマン』『呪術廻戦』などのMAPPAがアニメーション制作を手がける『とんでもスキルで異世界放浪メシ』だろう。

 江口連氏による同名タイトルのライトノベルを原作とした同アニメ。主人公はごく平凡な料理が趣味のサラリーマン・向田剛志ことムコーダで、勇者として召喚された少年たちに巻き込まれる形で、彼もまた異世界に来てしまったという物語だ。

 そして異世界人である彼に与えられたスキル「ネットスーパー」がかなり独特なもので、お金と引き換えに日本のネットスーパーから物品を購入できるという能力なのだ。

 第1話放送後にSNSで大きな話題を集めたのが、同作の協力企業が「ガチ」な点。アニメ公式サイトでは「協力企業一覧」が公開されており、ムコーダが利用する「イオン」をはじめ、「エバラ」「花王」「サントリー」など有名企業のロゴがズラリ。これにより非常にリアルな描写が実現。1話ではエバラ食品の「生姜焼きのたれ」をふんだんに使って、現地の肉で美味しそうな生姜焼きがふるまわれる展開があり、MAPPAの作画によりなんともお腹の減るシーンに仕上がっていた。

 1話を見ただけで生姜焼きが食べたくなったのは筆者だけではないはず。アニメを見ている層のネットスーパーの利用率がグンと跳ね上がりそうな予感すらある。一流企業が多く協力しているので、今後作中に出てくる商品にも注目が集まりそうだ。

 異世界には行けないが、同じネットスーパーには行ける! ぜひ同じものを使用して、異世界の味を自作してみよう。

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