『ペルソナ3』エリザベス、『ウマ娘』ゴールドシップも…凄まじいギャップを持つゲームの“残念な美人キャラクター”3選の画像
『ペルソナ3』PlayStation2(アトラス)

 整った顔立ちに抜群のプロポーション……ゲームに登場する女性キャラクターたちは、どこか現実離れした“美貌”を兼ね備えている。しかしながら、ときには見た目の美しさを予想外の方向に裏切る、実に癖の強いキャラクターも登場する。

 今回は美しい外見と、あまりにも破天荒な内面を兼ね備えた、ゲームの女性キャラクターについて見ていこう。

■寡黙さ、傲慢さ、強さ…すべて兼ね備えた“エレベーターガール”『ペルソナ3』エリザベス

 2006年に発売されたPS2ソフト『ペルソナ3』は、1、2までのダークファンタジーの基礎を引き継ぎつつ、デザインや雰囲気を大幅に刷新したことで、多くのファンを獲得した名作RPGだ。

 本作に登場する“ベルベットルーム”なる異空間にて主人公たちをサポートするのは、青い制服を身に着けた“エレベーターガール”・エリザベスである。彼女は銀のショートボブヘアに金色の瞳をしていて、物静かで礼儀正しい言動が特徴の美女だ。

 一見すれば、高校生たちを導く大人のお姉さん……に見えるのだが、外見に反してその内面はどこかずれた部分があり、イベントを進めると徐々にエキセントリックな言動が垣間見えてくる。

 実は彼女、“外の世界”に疎いことから常識が著しく欠如している部分があり、なおかつ子どものような純粋な好奇心を持っているために、しばしば行き過ぎた行動に出てしまう。

 たとえば、好物の“きな粉”をひたすら集めベルベットルームをきな粉まみれにする、“幸せになれる”という噂を信じ切り噴水に100万円分の500円硬貨を放り込む、開店前のクラブでパラパラを踊り出す……などなど、見た目からは想像できない破天荒な立ち回りでプレイヤーたちの度肝を抜いた。

 しかし、その強烈なギャップが人気を博し、アニメ版や続編にもたびたび登場することになったのだが……。ちなみに、彼女の依頼をきちんと達成したプレイヤーには、あるとっておきの“秘密”が用意されている。ぜひ、ご自身の目で確かめていただきたい。

■行き過ぎた結婚願望…『GUILTY GEAR Xrd −SIGN−』エルフェルト=ヴァレンタイン

 1998年に発売された対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR』は、爽快感を重視したゲームシステム、スタイリッシュなキャラクター、魅力的なストーリーから絶大な人気を誇っているが、2014年に発売された『Xrd ーSIGNー』に登場するエルフェルト=ヴァレンタインは、可愛らしい見た目だけでなく、あまりにも独特な癖の強さを持つキャラクターだった。

 エルフェルトは兎の耳のような形の飾りと、ウェディングドレスに似た白を基調とした衣装を身に纏い、短めの髪と少しあどけなさの残る顔立ちが特徴である。彼女は物語内でも重要な存在である“ヴァレンタイン”の一体でありながら、ほかの個体とは違って感情を持ち行動している。

 だが、彼女の最大の特徴は、そのあまりにも強すぎる“結婚願望”だ。女性たるもの、恋や結婚を夢見るのは特別不思議なことではないのだが、彼女の場合、とにかく“結婚”への意欲が異常で、勝利した対戦相手には胸元から堂々と“婚姻届”を取り出し、その場でサインを強要し始めるほど。ちなみに相手が女性の場合は、お見合いなどのセッティングを求めてきたりもする。もはや、“誰でも良いから結婚したい”というレベルなのだ。

 本来は博愛主義者で無害な存在なのだが、“結婚”を前にすると瞬く間に暴走し、妄想の世界へと旅立ってしまう。本人が無意識に抱いた強すぎる願望のために、逆に“結婚”から遠ざかっているのでは……と心配になってしまう、なんとも奇妙な美少女キャラクターだ。

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