『ONE PIECE』バーソロミュー・くまに“飛ばされたくない場所”3選「未来国バルジモア」「ボーイン列島」などの画像
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 “海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡って海賊たちが激しく競い合う『ONE PIECE』。“悪魔の実”と呼ばれる不思議な果実を食べることによって得られる、超人的な能力を有した悪魔の実の能力者たちの激しい戦闘が魅力の一つだが、なかでも主人公・ルフィたち麦わらの一味を絶望に陥れたのが、王下七武海のバーソロミュー・くまである。

 “ニキュニキュの実”を食べたバーソロミュー・くまの手には、いかにも触り心地の良さそうな肉球が付いているが、実は触れるとなんでも弾き飛ばしてしまう恐ろしい肉球だった。

 この能力によって、麦わらの一味はそれぞれ遥か彼方の違う島まで弾き飛ばされてしまう。最後に残ったルフィは飛ばされる直前、“仲間一人も救えない”と泣き叫びながら絶望するほどであった。

 その後、それぞれ飛ばされた先の島で2年間の修行をすることになるが、なかには実際に自分が飛ばされたらと考えるとゾッとする島もある。そこで今回は、バーソロミュー・くまに飛ばされたくない場所を3つ紹介していこう。

■飛ばされたら初日で凍死確定...「未来国バルジモア」

 まず、挙げられるのは、サイボーグのフランキーが飛ばされた「未来国バルジモア」である。

 この島は天才科学者・ベガパンクの生まれ故郷で、近未来的な発明の設計図が数多く眠っている。そのためフランキーにとっては自身の強化や、発明の発想を盗むにはもってこいの島であった。

 しかしなんといってもこの島、「冬島」であるためとにかく寒いのが難点。飛ばされる前に冬島にいて温かい服装をしていたならば、突然飛ばされたとしてもなんとか人を探して助けを求めることができるだろう。

 だが、想像してみてほしい……夏島で涼しい恰好をしていた場合や、部屋着でいきなり極寒の雪山に飛ばされてしまった場合を。十分な防寒装備がないまま、はたして何分寒さに耐えきることができるだろうか。フランキーのようなサイボーグでもない限り、常人であれば数分で凍傷と眠気に襲われてしまい、間違いなくそのまま力尽きてしまうだろう。ましてや、サイボーグ化された動物たちがうようよいるのだから、危険極まりない……。

 すぐに島民が見つけてくれて、手厚く介抱してくれることを願うばかりである。

■脱出不可能な巨大生物たちの島「ボーイン列島」

 続いては、ウソップが飛ばされた「ボーイン列島」である。

 この島は巨大な食肉植物で、島全体から常に甘い香りが漂っているため、その匂いにつられて多くの巨大生物がやってくるという。巨大な昆虫・巨鳥・海獣・海王類など、とにかく人間よりも大きな生物で溢れかえっている。

 巨大生物だらけなのも十分絶望的な要素だが、島に住む戦士・ヘラクレスンがウソップに告げた島の特徴が、さらに絶望的なのだ。「この島は外へ出ようとする程に 強い生物達が道を塞ぎ 再び森の中へと押し返すん!!」と。

 ……なんと厳しい現実だろうか。急に訳の分からない島に飛ばされたかと思えば、島から脱出しようと外に向かえば向かうほど、強い生物がその行く手を阻むのだ。

 それでもまだ絶望は終わらないのが「ボーイン列島」の恐ろしいところだ。前述した通り巨大な食肉植物であるこの島、食事の時間が訪れると島がつぼみのように閉じ、島のどこにいようと島の中心の口に向かって落とされるのである。

 “弱肉強食”の「弱」に間違いなく該当する筆者は、島に飛ばされてパニックになりながら巨大生物から逃げ回っている最中に食事の時間が訪れ、そのまま島のエサになってしまうこと間違いなしだ。

 幸い食料は豊富であるため、弱肉強食の「強」にあたる人であれば、ウソップのように食いつなぎながら修行を重ねれば、長生きできるかもしれない。

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