ジョニー・ライデン、シン・マツナガ…『ガンダム』外伝作品に登場する“アニメでの活躍が見たい有名キャラ”3選の画像
バンダイのプラモデル「HGUC MSV MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザク」

 ガンダム作品の多くは、独自の時間軸の中で歴史が進んでいる。宇宙世紀0079には地球連邦軍とジオン公国による一年戦争が勃発。ご存じのとおり『機動戦士ガンダム』の舞台はこの年だ。また、宇宙世紀0087にはグリプス戦役が起こり、『機動戦士Zガンダム』で物語が展開されている。

 日本史や世界史のように、宇宙世紀は一つの歴史として、詳細な時間軸の設定がなされている。この点が、ガンダム作品に深みを与えているのだ。

 アムロ・レイやカミーユ・ビダン、シャア・アズナブルの陰に隠れてはいるが、宇宙世紀という時間軸で活躍した有名なキャラクターは多数存在する。今回は、ガンダム外伝作品の中から、ぜひアニメで見てみたいキャラクターを紹介していく。

■シャアに並ぶ? 一年戦争のエース

 最初に紹介するのは、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場するジョニー・ライデンだ。『機動戦士ガンダム』の放送終了後、プラモデルを中心に展開したMSV(モビルスーツバリエーション)で、ジョニー・ライデンはその元祖『機動戦士ガンダム』のMSVに登場したキャラクターである。ガンダムファンにはおなじみの名前だろう。

 ジオン公国のキマイラ隊に所属していたライデン。「真紅の稲妻」と呼ばれ、エースパイロットとして功績を重ねたが、一年戦争末期ア・バオア・クー攻防戦で消息を絶ったとされていた。彼のその後を描いたのが同作である。

 現在もガンダムエースにて連載中であり、作中ではジョニーと宇宙世紀の名だたるキャラクターの接点が見られる。メカニックデザインに大河原邦男氏が参加していることから、MSの詳細な情報が盛り込まれた、宇宙世紀ファン垂涎の作品だ。

■ジオンの白狼と猛将の活躍が見たい

 同じくMSVキャラクターであるシン・マツナガは『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』に登場したジオン軍のMSパイロットである。MSVキャラクターの中では、前述のジョニー・ライデンと同等の知名度を誇り、「白狼」の二つ名を持つ。パーソナルカラーである白のMSを駆る彼が、どのように一年戦争を戦ったのかが、この作品で明らかになる。

 また、シンは『機動戦士ガンダム』に登場する、ドズル・ザビ直属の部下だ。そのため、作中ではドズルにもスポットが当てられている。本編『機動戦士ガンダム』では見ることの出来なかったドズルの人間性や、ザビ家らしい金の装飾が施された、ドズル専用のザクⅡF型が見られるのも、この作品の醍醐味である。シンとドズル、二人の英雄の活躍をアニメでも見てみたいものだ。

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