2023年は「卯(うさぎ)年」。長い耳に白い体毛、愛くるしいその姿を年賀状に描いた人や、受け取って癒やされた人も多いのではないだろうか。そこで「卯年」にちなみ、アニメや漫画で「ウサギ」をモチーフにしたキャラクターについてアンケートを実施。10代から40代の男女300人に「好きなウサギキャラクター」を挙げてもらった。今回は1位から3位のキャラクターをランキング形式で紹介する(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)。
■電気を操るウサギの獣人
まず全体の9.7%の票を集めて第3位に選ばれたのは、尾田栄一郎氏による漫画『ONE PIECE』に登場するキャロット。動物を擬人化したような種族のミンク族で、ウサギのミンクだ。全身が白い体毛で覆われており、ウサギの長い耳を持つ。金髪のボブカットとプロポーションの良さが魅力的で、人気が高い。
サウザンドサニー号に密航し、麦わらの一味と行動を共にする。自由奔放な性格やかわいらしい容姿に対して戦闘能力はかなり高く、四皇の海賊団が相手でも一般兵程度なら圧倒できる。特に、ミンク族特有の電気を操る能力「エレクトロ」とウサギの跳躍力を駆使した戦闘を得意とする。
ホールケーキアイランド編では、敵の大船団から追われるなかウサギの能力をフル活用して、1人で多くの敵船を航行不能にせしめた。直後、無理がたたって戦闘を離脱したものの、キャロットがいなければ脱出は難しかっただろう。
なお、連載1000話を記念して行われた世界規模の人気投票でキャロットは堂々の第8位を獲得。メインメンバーに次ぐ人気を示し、エースやサボよりも上位にランクインした。日本のみのランキングでは24位なので、海外での人気が後押しした結果と言える。
■奇行が目立つ小さなウサギ
続いて第2位(10.3%)にランクインしたのはイラストレーター・ナガノ氏による漫画『ちいかわ』こと『なんか小さくてかわいいやつ』に登場する「うさぎ」。主人公ちいかわの友だちで、黄色い体毛のウサギキャラだ。ちいかわやハチワレと同様に愛らしいキャラクターだが、その行動は奇怪そのもの。筆者が初めて見たときは衝撃を受けた。基本的に言葉は発さず「ヤハ」「ウララァ」などの奇声を発し、行動も不思議すぎて理解できないものが多い。
ちいかわやハチワレと3人でアイスキャンディーを食べている際、ちいかわとハチワレは当たり棒が出ずにガッカリしていた。一方で、うさぎは当たり外れに興味がないのか、アイス棒を真ん中でバキッと折り「フゥゥッ……フゥーッ」と奇声を発して体を震わせながら折れた部分をつついて遊んでいた。何が楽しいのかまったく共感できなかったが、なぜか笑ってしまうエピソードだ。
普段は言葉を発しないがハチワレに「いつもどんなとこに出かけてるの?」と問われた際「ツツ ウラウラ(津々浦々)」と答えたことがある。このエピソードが公開されたとき、ツイッターで「ツツ ウラウラ」がトレンド入りしていた。