■『ドラクエ6』テリー…残念性能でネタにされた“青い閃光”
『ドラゴンクエスト6』に登場したテリーは、「引換券」と呼ばれてネタにされることが多い。強さを求める孤高の剣士として主人公たちの前に現れ、最後は敵として立ちはだかるキャラクターだ。「青い閃光」という異名、カッコイイ見た目と相まって仲間になった時は喜んだプレーヤーも多いだろう。
しかし、仲間になった際のレベルは23で、普通に進めていると他の仲間たちよりも10近くレベルが低い。『ドラクエ6』では転職による特技や呪文の習得が重要なのだが、加入直後のテリーは「戦士」しかマスターしていないという残念っぷり。おまけにステータスも素早さが高いくらいしか特徴がないため、多くのプレイヤーががっかりする結果となった。
極めつけが有能な仲間モンスター「ドランゴ」だ。テリーが仲間にいる状態でアークボルトの牢屋に閉じ込められているドランゴに話しかけると仲間としてパーティーに加入する。仲間になったドランゴは、HP・力・身の守りが高く、優秀な特技や呪文を覚えることができるかなりの強さを持つキャラクターだ。
ドランゴを仲間にしたあとはテリーは馬車にこもりっきりか、ルイーダの酒場で待機を続けることになり、このことがドランゴとテリーを交換したように見えるため、「ドランゴ引換券」と揶揄されるようになった。
テリーが装備している「らいめいのけん」や「プラチナヘッド」は優秀な装備のため、他のキャラと交換されることも多く、身ぐるみまではがされてしまう始末……。
制作側もさすがに弱すぎると思ったのか、DS版ではレベル28で武闘家をマスターしており、スマホ版はレベル33で魔法使いと僧侶もマスター済みと、大幅強化される顛末になっている。
紹介した以外にも、『ドラクエ6』のチャモロは「ゲントの杖」なんていじられ方をすることもあるほか、『ドラクエ4』に出てくるクリフトは「ザラキ」と呼ばれたりする。みなさんが思い浮かべる“ネタキャラ”は、はたして……?