『チェンソーマン』デンジ、『ベルセルク』ガッツも…絶対生まれ変わりたくない“人生がハードモードすぎる主人公4選の画像
『チェンソーマン』 Vol.3 [DVD](MAPPA)

 漫画やアニメでは、現実では体験できないような物語を楽しめる。仲間を集めながら冒険をしたり、特別な力に目覚めて世界のために戦ったり……「生まれ変わったらこんな生き方をしたい!」と憧れるような、キラキラした人生がそこにはある。

 しかし、なかには想像を絶するようなハードな物語も。今回はそんな物語に焦点を当て、ハードモードすぎる人生を送る漫画・アニメの主人公を紹介する。

■災難のオンパレード!『チェンソーマン』デンジ

 現在話題沸騰中、藤本タツキ氏の『チェンソーマン』。一見楽しく生きているように見える主人公・デンジだが、実はハードな人生を送っている。

 幼少期に母親は死に、父親は自殺。彼は借金返済のためヤクザにこき使われ、学校にも行けずに朽ちた小屋で暮らし、夕食は素の食パン1枚という貧しい生活を送ってきた。幼いときに出会った「チェンソーの悪魔」のポチタが唯一の友達だったが、ある日、ポチタともどもヤクザに殺されてしまう……。

 ポチタの心臓をもらって生き返り、「チェンソーの悪魔」になる力を得たデンジは、マキマに拾われて公安のデビルハンターになる。しかし変身すると自分の体を切り裂いてチェンソーの刃が出てくるので、戦う前から重傷だ。おまけに死んでも生き返るので、訓練中は一日に何十回も殺された。逃亡すれば「悪魔」として即刻処分……戦うしか生きる道がないのだ。

 物語のなかでデンジは徐々に人間らしい感受性を身につけていくも、大事なものを失い、ハードな選択を強いられることになる。とにかく何から何まで災難続きのデンジに今後も注目したい。

■刺され、呪われ、切り裂かれ…『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバル

 デンジが“死なない”なら、長月達平氏のライトノベルをアニメ化した『Re:ゼロから始める異世界生活』主人公のナツキ・スバルは“死ねない”。

 異世界に召喚された際、死ぬと少し前の時点に戻れる「死に戻り」の力を得たスバルは、とにかくよく死ぬ。まず、異世界に行ってすぐ腹を切り裂かれる。その後も、呪殺、鉄球で頭を砕かれる、凍死、肉食性の兎に食われる……など、バラエティに富んだ死に方の数々。加えて、周りの人を死の運命から救うため、崖から飛び降りる、短刀で喉を突き刺すなど自殺もしている。

 ただ、それでも誰も救えないこともある。何度も仲間を失い、何度も死ぬ。誰かに「死に戻り」を打ち明けたくても、そうすると自分か相手の心臓が潰されてしまう。孤独な戦いと繰り返される死の苦痛に心を摩耗しつつも、挑み続けるスバル。その姿に勇気をもらえる人も多いだろう。

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