1992年からアニメ放送を開始し、社会現象を巻き起こした武内直子氏原作の『美少女戦士セーラームーン』。2022年で30周年を迎えた同作は、前世がストーリーの鍵という幻想的な世界観や、惑星や宝石をモチーフにしたオシャレさで当時から今に至るまで、多くの少女たちをトリコにしている。
さて、主人公の月野うさぎは両親・弟の4人家族で、東京都港区麻布十番にある一軒家に住んでいるというのは有名な話だろう。麻布に一軒家を構えられるなんて、両親はどんな仕事をしているのかといえば、父親は雑誌記者、母親は専業主婦だという。父親の愛車はテレビアニメ版では二代目フォルクスワーゲン・ゴルフGTI。母親は料理が上手で、テレビアニメでの得意料理はレモンパイという、絵に描いただけではない。今回は、『セーラームーン』に登場するキャラたちの裕福な家庭事情を紹介したい。
まずはセーラーマーキュリーこと水野亜美。チームのブレーンであるIQ300の天才少女だ。彼女の父親は著名な日本画家で、母親は医者。ただ、のんびりとした生活を好む父親と仕事人間で家庭が疎かになりがちな母親は性格が合わなかったらしく、作中ではすでに離婚をしている。
亜美が将来医者を目指しているのは母親の影響で、チェスと水泳が得意なのは、彼女にそれを教えた父親の影響。亜美のことをますます健気に感じるエピソードだ。