『テニスの王子様』きってのモテ男「跡部景吾」の“萌え天然エピソード”3選 “SUNDAY事件”や“枕投げエピソード”もの画像
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テニスの王子様』は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1999年から連載されていた、許斐剛氏による超人気スポーツ漫画だ。現在は続編の『新テニスの王子様』が『ジャンプスクエア』にて絶賛連載中だ。OVA制作も絶好調、ミュージカルも動員数を年々伸ばし続けている。

 そんな本作のなかでも、極めて女性人気が高いキャラが氷帝学園テニス部部長・跡部景吾だろう。財閥の御曹司で「王様(キング)」の異名を持つ彼にはさまざまな規格外エピソードがあるのだが、意外にも愛らしい天然ぶりを披露していたりもする。

 ここでは、そんな跡部の天然エピソードを紹介したい。

 

※以下には、コミック『テニスの王子様』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。

 

■虜になるファンが続出した「SUNDAY事件」での言動

 まずは『テニスの王子様完全版Season1』にフルカラーで掲載されていたミニ漫画『その頃の王子様』から「SUNDAY事件」を紹介したい。

 跡部財閥のお坊ちゃまの跡部は、使用人のいる館に住んでいる。その日は朝食の支度時間が長かったようで、執事が「遅刻なさらぬ様 急がせます」と跡部へ頷くと、「ああ頼むミカエル」と返した跡部。どうやら学校へ遅刻しないように執事が手配するらしい。

 そして、「そろそろ行ってくる」と言い残した跡部のセリフとともに、何やら空を飛ぶ黒い飛行物体が……なんと跡部は制服を着たままスカイダイビングの如くコウモリのような黒い羽を身に纏い、両手を広げ空中登校しているではないか。

 しかも着陸時に広げたパラシュートは「ATOBE」と描かれたロゴ入り。さすが跡部財閥。パラシュートも自社ブランドだ。

 間に合ったかと思いきや、「あーん」とつぶやく跡部。なぜか、校舎には誰もいない。不思議に思った跡部は携帯(待ち受け画面は愛犬のアフガンハウンドのマルガレーテ)で日付を確認。そして「なるほどSUNDAYじゃねーの」と堂々と言いのけた。

 さすが跡部。まさかの日曜登校をしてしまったときでもクールに振る舞う。いつも自分に厳しいからこそ、今回のような天然で可愛い間違いをしたことで、跡部ファンだけでなくテニプリ好きからの株も上昇したに違いない。

 それにしても執事のミカエル、今日は日曜だと教えてあげて……。

■才能の無駄遣い!? 1球だけ集めれば良いボールを大量にゲット

 続いて紹介するのは『新テニスの王子様』第1話の場面。本作では、『テニスの王子様』から登場している中学生組が、今作から新規登場する高校生組の合宿に合流するところから物語が始まる。

 その1話では、250個のテニスボールを計296名で取り合うシーンがある。合宿の監督からの伝言である「ボールを250個落とす」「取れなかった46名は速やかに帰れ」という言葉を聞いた選手たちは、空から降ってくるボールを慌てて奪い合いだした。

 そんな選手たちとは裏腹に、跡部は大量にボールを確保。必死になっている選手もいるなか、余裕すら見える。漫画ではセリフはなかったものの、ドヤ顔はさすがの“俺様っぷり”で、素でそういうことができてしまう彼にファンは歓喜しただろう。

 とはいえ、ボールは1つでもゲットできれば良かったのだが……。才能の無駄遣いだったかもしれない。ドヤ顔含めて天然ぶりが垣間見えるシーンだった。

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