年の瀬が迫っている。大みそかの恒例といえば、NHK紅白歌合戦。今年は大ヒット映画『ONE PIECE FILM RED』のオリジナルキャラクター・ウタが紅組歌手として出場することが決定。アニメキャラが歌手として出場するのは史上初めてのことだ。このほか、VaundyやAimerなど今年のアニメの主題歌を彩ったアーティストも多く初登場することが発表されている。
今年のアニメは豊作、主題歌も名曲ぞろいとくれば、年の瀬までアニメの世界に浸っていたくなるもの。12月5日には白組として藤井風が、7日には松任谷由実が特別企画で登場することが追加発表された。ここまでのラインナップにはない、アニソンアーティストの追加がある可能性もゼロというわけではなさそうだ。
そこで今回は、10代から40代の男女300人を対象に2022年のアニメソングについてアンケート調査を実施。『NHK紅白歌合戦』で聴いてみたいアニメソングを1曲選んでもらい、その結果をランキング形式でまとめた。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位『チェンソーマン』より「KICK BACK」
まず、全体の7.3%の得票率で第3位にランクインしたのは『チェンソーマン』のオープニング曲「KICK BACK」だった。
『チェンソーマン』は、『週刊少年ジャンプ』に連載されていた藤本タツキ氏による漫画が原作で、チェンソーの悪魔となった主人公・デンジが公安の仲間とともにさまざまな敵と戦いを繰り広げるダークファンタジー。
2022年10月よりアニメ化されており、エンディングは毎回異なったアーティストが務めている。そのため、エンディングの映像・演出も週替わりとなっており大きな話題を集めた。
今回ランクインしたのは米津玄師によるオープニングテーマ曲「KICK BACK」。モーニング娘。の「そうだ! We're ALIVE」のサンプリング、重低音の中にチェンソーの音が散りばめられているようなメロディによるスタイリッシュな曲調。アニメ映像の中にも、キャラクターのカッコよさだけでなく往年の映画のパロディが詰め込まれていて何度見ても飽きることがない。米津は2018年の紅白初出場で「Lemon」を歌唱。それ以降、同番組への出場は実現していないため、サプライズでの追加発表が待たれるところ。今年の紅白はKing Gnuの出場が決定しているため、アンケートでは楽曲アレンジを共同で手がけた常田大希との共演への期待の声も目立った。