『BLEACH』「初代護廷十三隊」登場にファン歓喜!全員が一堂にそろうからこそカッコイイ!?『週刊少年ジャンプ』の「戦闘集団」3選の画像
『BLEACH 千年血戦篇』(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsud・ぴえろ

 漫画やアニメでは物語の中で仲間たちが一堂に会するシーンがある。『東京卍リベンジャーズ』では総長マイキーのもとへと集うドラケンたちの姿に興奮するし、どのキャラがどんな実力なのか分かっていない状況で行われた『鬼滅の刃』の柱合会議も壮観だった。

 歴史をさかのぼってみても、揃いのだんだら羽織で京都の治安維持に奔走した「新選組」、主君の仇である吉良上野介を討ち取った「赤穂浪士(四十七士)」などが有名だ。最近ならば、鶴岡八幡宮の初詣客の安全を守るため、赤いコートを着た警備隊こと通称「レッドコーツ隊」がたびたび話題になっている。

 なかでも、同じ集団に属する者たちが「戦闘」に特化していたのなら、ピンチに陥っていた仲間は大変心強く、敵にとっては絶望的な未来しかないだろう。そこで今回は、『週刊少年ジャンプ』で登場したなかでも筆者が印象的に感じた3つの「戦闘集団」を紹介したいと思う。 

■「初代護廷十三隊」登場にファン歓喜! さまざまな戦闘集団が登場するキャラクターの宝庫

 現在「千年血戦篇」が放映中の『BLEACH』は登場人物が多く、そのどれもが「キャラ性」に優れていると評価が高い。そのため敵である「破面(アランカル)」や「滅却師(クインシー)」をはじめ、活躍の場が少ないキャラにまで熱烈なファンがいるほどだ。

 今回のテーマである戦闘集団も多く存在しており、筆者は「十刃(エスパーダ)」がテーブルに集うシーンは圧巻だったし、一護を制圧した「仮面の軍勢(ヴァイザード)」もかっこよかったと感じた。

 だが本作で欠かせないのは、やはり「護廷十三隊」だろう。約千年前に総隊長・山本元柳斎重國により創設され、各隊隊長をトップに副官や席官が選出された。また、隊長は背中に自隊数の入った隊首羽織を着用し、副官は「隊花」が描かれた副官章を身に着けるのが決まりであるなど設定も細かい。

 瀞霊廷での召集シーンやカラーポスターなどが公開されるたび、読者からは「作者は集団絵が上手い」などの話題となった。さらに、十三隊ではたびたび代替わりをくり返し、現在では一番隊を京楽春水が継ぎ、浮竹十四郎を欠いた十三番隊隊長には朽木ルキアが着任など、時期によりその面子も違う。 

 こうした代替わりは「過去篇」や「小説版」などでも描かれていたが、11月21日発売号の『週刊少年ジャンプ』とアニメによる連動企画が大きな話題となった。実は連載当時はシルエットのみだった「初代護廷十三隊」のビジュアルが、久保氏の新規絵で本誌にカラーポスターとして掲載。その夜に放映されたアニメでは初代メンバーが登場し、特殊EDまで作られるサービスぶりだった。

 さらに11月28日発売号では初代の所属部隊と名前が公表され、それぞれのキャラにどのようなストーリーが隠されているかファンの想像が膨らんでいる。これからもますます目が離せない作品だ。

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