『ヒロアカ』や『暗殺教室』も…退屈しない!超能力に謎の生物…一度でいいから行ってみたい「アニメの世界に登場する架空の学校」3選の画像
『僕のヒーローアカデミア』THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション DVD 通常版(東宝)

 アニメの世界に登場する現実離れした設定の学校はとても魅力的だ。登場人物たちがハードではあるが、実りある毎日を過ごしている姿を見ながら「自分がもしここに通えたら」と妄想した経験がある人は少なくないだろう。

 そこで今回は、“一度でいいから行ってみたい”をテーマに、アニメに登場する学校を3つ紹介していく。自分だったらどんな学校が良いか、あれこれ想像しながら楽しんでいただければ幸いである。

■退屈しない学校生活を送れそう!『僕のヒーローアカデミア』雄英高校

僕のヒーローアカデミア』で主人公の緑谷たちが通う雄英高校は、ヒーローを養成する“ヒーロー科”が設けられている名門校。ほかに普通科、サポート科、経営科があり、緑谷の学年は全11組で構成されているようだ。

 雄英は名門学校というだけあって、敷地も設備も一般的な高校とは段違いである。とくにヒーロー科の生徒は授業で「USJ」や「TDL」といった特別な施設を利用可能。ちなみにそれぞれ「ウソの災害や事故ルーム」、「トレーニングの台所ランド」の略で、某テーマパークとはまったくの無関係である。USJはさまざまな災害をシミュレーションでき、TDLは各生徒に合わせて地形を変えられるなど、思わずワクワクしてしまうようなハイテクぶりだ。

 また体育祭、職場体験、林間合宿、文化祭など、学校らしい行事もしっかり盛り込まれている。さらに途中からは全寮制となり、にぎやかな共同生活のようすも描かれていた。

 ひとり一部屋、各部屋にエアコンやトイレも完備、さらにリフォーム可、ペット可となんともうらやましい環境で、「こんな寮生活一度はしてみたい!」と憧れてしまった方も多いのではないだろうか。

 これ以上なく整った設備、楽しい学校行事、文字通り“個性”豊かな仲間たち……。もしこんな学校に入学できれば、飽きることのない毎日が送れそうだ。まあ、そのためには倍率300倍の試験(ヒーロー科の場合)を突破しなければならないのだが。

■殺せんせーが赴任した『暗殺教室』椚ヶ丘中学校のE組

暗殺教室』の椚ヶ丘中学校は私立の進学校だが、AからD組までの通常クラスのほか、落ちこぼれの生徒ばかりが集められたE組というクラスが存在する。本作の主人公たちはこのクラスの生徒だ。E組は本校舎から隔離されたボロい旧校舎で生活しなければならず、各種行事には低待遇で参加させられ、そのうえ本校舎の教師や生徒からは常にバカにされることに。

 この極悪システムは理事長が考案したもので、“見せしめのための落ちこぼれを人為的に作り出すこと”を目的としている。E組の存在によって、その他多数の生徒たちに、“ああはなりたくない”という緊張感と優越感を持たせようというのだ。なんともひどい話である。

 しかし謎の生物・殺せんせーが担任になったことで、E組の状況は一変する。殺せんせーは高速で動いたり分身を作ったりできるだけでなく、知能も高く教え方も上手いため、教師としてこれ以上ない逸材だ。生徒のこともよく見ており、それぞれの強みと弱みを理解したうえで指導をおこなっている。実際、彼が来てからE組の成績は全体的にぐんと伸び、周りの目も変わっていった。

 それぞれの個性も大切にする教育方針なので、生徒たちは成績云々だけでなく、自分にしかない才能を見つけ、開花させていくことになる。自信喪失していた彼らが生き生きとした表情になっていく姿は、見ているだけで気持ちがいい。環境の劣悪さはちょっと……という感じだが、殺せんせーの授業ならぜひ受けてみたいところだ。

  1. 1
  2. 2