■本で物理的に殴る!? 召喚術を研究する学者
召喚師や錬金術師、学者といった知性派のキャラが「本」を片手に戦っているイメージだが、ゲーム『テイルズオブファンタジア』に登場するクラース・F・レスターもその代表格だろう。彼は偏屈な性格をしているが、頼りになるパーティの最年長キャラクターだ。
同作は1995年12月15日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された『テイルズオブ』シリーズの第1作目。その後もPlayStationやPlayStation Portableでリメイクされた人気作だ。
同作に登場する人間は魔術を扱えず、使用者はエルフやハーフエルフに限られる。クラースは魔術と同等の力として、精霊の召喚術を研究している。
ストーリーが進むにつれ複数の精霊と契約できるようになる。派手で強力な召喚術がクラースの魅力だが、通常攻撃はなんと本で物理的に殴る。さらに、敵の攻撃をガードするときも本を盾にする。なかなか衝撃的な光景だった。
戦闘の操作を自分で行わない限りは、本を活用した通常攻撃はあまり使用しないので、実はレアな光景とも言える。
2022年も冬にさしかかり、終わろうとしている。読書を習慣にしている人も、久しく読んでいない人も、読書の秋にお気に入りの本で戦って……もとい読み耽ってはいかがだろうか。