「欅坂46」への愛がダダ漏れ…!?『HUNTER×HUNTER』冨樫義博氏が作中に散りばめた“アイドルネタ”の数々の画像
ソニー・ミュージックレーベルズ『欅坂46』サイレントマジョリティー

 3年11か月ぶりの連載再開で話題となっている、冨樫義博氏による漫画『HUNTER×HUNTER』。本作は本編の面白さはもちろん、あちこちに小ネタが散りばめられているのも見どころのひとつである。

 なかでも最近話題となっているのが「アイドルネタ」。知識がそれほどなくても「おや?」となるものからファンならニヤリとしてしまうものまで、幅広いタイプのネタが仕込まれている。そこで今回は、これまで作中でどんなアイドルネタが登場したかを振り返ってみよう。

 

※本記事には漫画『HUNTER×HUNTER』の最新話までの一部内容が含まれます。ストーリーのネタバレが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。

 

 冨樫氏は『週刊少年ジャンプ』の巻末コメントや単行本のおまけ漫画で触れているとおり、「欅坂46」のファンである。「けやき坂46」の単独公演の際にお祝いの花を贈ったというエピソードもあり、けっこうなハマり具合であることがうかがえる。そのためか、作中にはけっこうな頻度でこのグループにまつわるネタが登場してきた。

 まず分かりやすいところでいえば、登場する能力に曲名をそのまま使うケースがある。「11人いる!」(こちらの元ネタは萩尾望都氏によるSF漫画)のルビに「欅坂46」の楽曲「サイレントマジョリティー」を使っているのは序の口。アルバムにしか収録されていないユニット曲「猫の名前」をもとにしたと思われる「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」という能力も登場する。さらに「2人セゾン」を「キミガイナイ」と読ませる能力は、どちらも「欅坂46」の楽曲が元ネタだ。

 続いては、キャラたちのポーズ。なかでも有名なのが、ゾルディック家の長男であるイルミが幻影旅団のメンバーの前で自己紹介をしたシーンである。
「ハーイ ボクはイルミ」と言いながら右手で不自然な形を作っているのだが、これは日向坂の“ひらがなポーズ”。イルミ本人は相変わらず無表情ではあるものの、ちょっとお茶目で可愛らしく見える。ちなみにこのシーンについては今後の展開の伏線説も出ているのだが、それはまた別の話である。

 ほかにもカキン帝国の第9王子が能力発動時、「欅坂46」の楽曲「不協和音」の決めポーズらしきものをとっている描写もあった。またジャンプ展では、クロロのコスプレで「サイレントマジョリティー」に出てくる“サイマジョポーズ”をするキルア、ヒソカのコスプレで“ひらがなポーズ”をするゴンの色紙イラストが披露されたことも。

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