『SLAM DUNK』その油断が命取り!「海南のユニフォームをとった男だぞ」宮益の活躍も…慢心がもたらした危機的状況3選の画像
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 数々の名勝負が描かれた井上雄彦氏の漫画『SLAM DUNK』。12月3日にはいよいよ映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開が迫っており、どんなストーリーが描かれるのか世界中のファンがコミックスを読み返しながら追加情報の発表を待っているところだろう。

 1996年に『週刊少年ジャンプ』での連載を終えて以降、未だに多くの読者を魅了し続けている同作。それはやはり1点を取り合う緊迫した試合展開の中に、バスケ経験者以外にも通じる人生の教訓が描かれているからに違いない。たとえば常に全力で戦う彼らではあるが、選手や監督らが先入観やこれまでの経験から「慢心や油断」をしてしまう展開が何度かあり、そしてそれが震えるようなシーンにつながることも。

 そこで今回は映画の公開を控える『SLAM DUNK』から、「慢心や油断」が生んだ名シーンを振り返りたい。

■「おのれ海南!! この天才にザコを!!」宮益をフリーにした湘北

 インターハイ神奈川県予選決勝リーグでの、湘北対海南大付属戦。オフェンスリバウンドを連続で取り調子を上げていた桜木のペースを崩すべく、智将・高頭監督が送り出した人物こそ15番のユニフォームを着た宮益義範。身長160cm42kgと小柄でメガネをかけた彼を見た桜木は、「おのれ海南!! この天才にザコを!!」と慢心をあらわにする。

 しかし、桜木は宮益を相手にゴール下のシュートを何本も外してしまう。これまで相手の強さに対抗するように活躍してきた桜木は、無抵抗の宮益を相手にどう対応したらよいのか分からなくなってしまったのだ。

 そのうえ海南の攻撃になると、湘北のメンバーたちも「あの15番のマークは軽くしていいんだ!!その分ほかの4人にあたるぞ!!」「15番はいい!!牧につけ!!」と、宮益をフリーに。そしてパスを受けた宮益は、美しい3Pシュートを決めた。

 呆然とする湘北メンバーに向かって、牧が告げた「海南のユニフォームをとった男だぞ」の一言に震えたのは筆者だけではないだろう。能力を見た目で判断してはいけない、そう肝に銘じたいシーンだ。

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