1994年の『週刊少年サンデー』での連載開始以降、国民的な人気作となっている青山剛昌氏の漫画『名探偵コナン』。現在コミックスは102巻まで発売。ここまでの長寿作品ともなると膨大な数の登場人物が登場しており、魅力的ながらもなかなか登場の機会を与えられないようなキャラクターも存在している。
そこで今回は、これまでに描かれた『名探偵コナン』の中から、レアながらもファンの間で“イケメン”と名高いキャラを紹介したい。
■ファンも驚いたイケメン!あの少年探偵団メンバーの父ちゃん「小嶋元次」
自称少年探偵団のリーダーであり、元気印の食いしん坊な小嶋元太。彼本人はおにぎり頭がかわいい少年だが、実は元太は母親似。彼の父親である小嶋元次は細身のイケメンなのだ。
そんな元太の父ちゃんである元次の登場回は、単行本63巻「犯人は元太の父ちゃん」というエピソード。日売テレビの番組で行われることになった「全国コジマさん選手権」に元次が出場することになったのだ。厳しい審査基準の予選を突破した元次を含めたコジマさん3人。しかし、決勝直前に事件が発生し、元次が犯人に疑われる、といったあらすじだ。
元次の性格は生粋の江戸っ子。その正義感の強さは息子の元太に受け継がれている。
たった1回の登場回数ではあるものの、そのイケメンっぷりに多くのファンが驚き密かな人気となっている。また再登場することはあるのだろうか、ぜひ見逃さないようにしたいところだ。
■モデルは世界的に有名なあの軍師!兄弟そろってイケメンな「諸伏高明」
続いては、長野県警察刑事部捜査一課の警部である諸伏高明。彼は名門である東都大学法学部を首席で卒業したにもかかわらず、キャリア試験を受けずに県警に入った変わり者。「三国志」における蜀の軍師・諸葛亮孔明をモデルにしているためか眉は凛々しく口元には特徴的な髭を生やしており、その整った容姿や知的で落ち着いた雰囲気からファンの間でイケメンとして人気があるキャラクターだ。
高明は、黒の組織に「スコッチ」のコードネームで潜入していた警視庁公安部の諸伏景光の兄でもある。景光とは連絡を取り合っていたが、景光から「警察官を辞めた」と告げられて以降は音信不通になっていた。そしてその後、高明は景光についての真実を知ることになる。
そんな彼の初登場回は、単行本65巻「死亡の館、赤い壁」。最初は数年に1度程度の登場ペースだったが景光との関係発覚以降、確実に登場頻度を増やしている諸伏高明。怪盗キッドとの対決や警察学校編のメンバーとのつながりなど今後の出番が期待されるキャラクターのひとりだ。