■若かりし頃の美貌はどこへ!? 変わりすぎな“くの一”「しのぶ」
最後に紹介するのは、ワノ国編で登場した「しのぶ」だ。小さめでふくよかな見た目の“くの一”として描かれている彼女だが、実は20年前は「男を惑わす“悩殺くの一” 男殺しの“しのぶ”」という異名を持つほど、細身で美しい見た目をしていた。
しかし現在は、彼女の名前を聞いたり、自己紹介してもらわないと本人だと気づけないほどの変貌ぶり。漫画のキャラクターデザインも昔と現在ではまったくの別人だ。しかし、相変わらず強く素早く、ワの国やおでんたちを想う気持ちも変わらぬまま……という、ユニークで人間味のある魅力的なキャラの一人である。
そんな彼女は「熟々妖艶の術」を使い、触れたものを何でも腐らせてしまう能力を持っている。特殊なその術(悪魔の実の能力の可能性も?)のせいで見た目も熟れ、老けてしまったのではないかという説も囁かれているようだが、真相は未だ明らかになっていない。むしろ、厳しい世を生き抜くために見た目をわざと変えたのでは……?と、想像は膨らんでしまうばかりだ。
ワノ国終了間際には、しのぶにさらなる変化が起こっていたりもする。ぜひ、その目でチェックしていただきたい。
ちなみに、しのぶのイメージコンセプトはタレントの「渡辺直美」だとSBSで尾田氏が語っていたが、「戦うカッコいい女性として納得!」と思った読者も多かったと思う。
この記事では、見た目が変わりすぎな『ONE PIECE』のキャラを3名紹介した。ほかにも、トトやジュエリー・ボニーなど、作中で見た目が変わったキャラはわりと多く、その変貌ぶりに読者が驚かせられることもしばしばある。
あのキャラが「スベスベの実」を食べるといったいどんな見た目になるのだろうか?など、想像してみるのも『ONE PIECE』を読む醍醐味かもしれない。