『ゴルゴ13』『名探偵コナン』『ルパン三世』銃使いの名手たちによる読者驚愕の神業すぎた「狙撃テク」の画像
SPコミックス『ゴルゴ13』第61巻(リイド社)

 拳や蹴りで敵を圧倒する肉体派、鋭い太刀筋を見せる剣士など、漫画やアニメにはさまざまなキャラが登場するが、拳銃によって事件や勝負を解決する「銃使い」の存在も欠かせない。キャラによってその扱い方にも違いがあるが、異常なほどの長距離や過酷な状況下での射撃を見事に成功させるフィクションならではのテクニックを見せる点が魅力的だ。

 そこで今回はそんな漫画・アニメの銃使いキャラたちが見せた、読者や視聴者が驚愕した神業エピソードを紹介していきたい。

■職人のワザを習得し、銃弾でダイヤを破壊したゴルゴ

 まずは、さいとう・たかを氏による『ゴルゴ13』に登場するゴルゴ13ことデューク東郷の神業から。ゴルゴは裏の世界で名を轟かせるスナイパーで、依頼の成功率99%以上という驚異の数字を叩き出している。

 そんなゴルゴが見せた神業射撃エピソードは数多くあるが、中でも61巻に収録されている「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」は群を抜いているだろう。この話は、世界で最高の硬度を誇るダイヤモンド「ギャラクシー・オブ・キンバリー」を銃弾によって破壊することが目的である。

 実際に弾をくらわせても傷ひとつつかず。それを解消したのが熟練の職人による「ノミ」の一撃でのダイヤ破壊法だった。ゴルゴはこの技をたった一度見せてもらっただけで習得。そこからダイヤのどこに圧力をかければ破壊できるのかを分析し、狙いを定めていた。

 圧力を掛ける箇所の見極めが肝心で、数ミリレベルの調整が必要となる。ゴルゴの仕事の中でも屈指の難易度を誇る狙撃だろう。そんな針の穴に糸を通すような狙撃をゴルゴは、サラッとやってのけるからすごすぎる。

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