普段は犬猿の仲の“ゾロ&サンジ”タッグも! そのコンビ最高すぎる…『ONE PIECE』で思わず感動した「仲間との合体技」3選の画像
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 連載開始から25年を迎えた、尾田栄一郎氏による人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』。8月に公開された劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』は公開72日間で興行収入約171億91万2060円を突破し、日本各地で25周年イベントの開催が行われるなど絶好調だ。

 物語はいよいよ最新章に突入し、あらためて『ONE PIECE』を読み返しているファンも多いだろう。そこで今回は、思わず感動してしまった「仲間との合体技」を紹介したい。タッグを組んで大技を繰り出す彼らの姿、必見である。

 

※以下には、コミック『ONE PIECE』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。

 

■初の共闘! チョッパー&ウソップの「必殺ウソッチョ・ハンマー彗星」

 “偉大なる航路(グランドライン)”突入後、トニートニー・チョッパーを仲間にした麦わらの一味は、アラバスタ王国に到着する。

 そこで、ウソップとチョッパーは初めて共闘することに。敵は王下七武海クロコダイルの秘密犯罪会社「バロックワークス」のメンバー、“モグモグの実”のモグラ人間のミス・メリークリスマスと、4トンのバットを振り回す巨体のMr.4のペアだ。

 対抗するも敵わないと恐れたウソップは逃げ出そうとするが、地中を動き回る能力を持つミス・メリークリスマスにすぐに捕まり、船長ルフィの夢を根底から否定されるような屈辱的な言葉を浴びせられてしまう。

 その言葉を聞き、ウソップは戦うと決意。ボコボコにされながらも「……男にゃあ!!!」「どうしても戦いを…避けちゃならねェ時がある……!!!」「仲間の夢を 笑われた時だ!!!!」と、チョッパーに訴えかける。

 瀕死の状態のウソップだったが、ここから頭を捻らせ、チョッパーと窮地を脱していく。まずはMr.4を欺き、その力を利用することでミス・メリークリスマスを吹き飛ばしたのち、合体技「“必殺ウソッチョ”!!! “ハンマー彗星”!!!!」をMr.4に食らわせて勝利したのだ。この合体技は、“角強化”をしたチョッパーの角にウソップがパチンコのゴムを引っかけてトンカチを飛ばすというもの。

 とっさに思いついた技に“阿吽の呼吸”で対応できる2人の仲の良さや、ルフィの愛され具合を確認することができ、感動を覚えたファンも多かったのではないだろうか。

■デービーバックファイトでのゾロ&サンジ「空軍・パワーシュート」

 空島から地上へ帰ってきた麦わらの一味は奇妙な島に降り立つ。ひょんなことから「フォクシー海賊団」の船長・銀ギツネのフォクシーに「デービーバックファイト “3コインゲーム”」を申し込まれて参戦することになったが、実はこれ、“負けたチームは仲間を取られる”という過酷なゲームだった。

 1戦目は惜しくも敗退し、あとがない2戦目は頭上にボールを装着した人間をゴールに入れたほうが勝つという、時間無制限一点勝負の「グロッキーリング」だった。

 ルフィチームからはゾロとサンジが参加することになったが、試合開始前からいつも通り互いに言い争い、斬る・蹴る……のオンパレード。ナミが心配するほどだったが、いざ試合が始まると巨体を誇る3体の“グロッキーモンスターズ”にも堂々と張り合う彼ら。序盤こそ優勢だったが、しかしその後、次々に卑怯な連続攻撃を繰り出され、ともに血まみれで倒れてしまう。

 そのとき「…おいコック 10秒手ェかせ」とゾロが声をかけ、サンジも「…妥当な時間だな」とこぼし、立ち上がる2人。ここから怒涛の逆襲が始まる。

 ルール上、武器を持てずに参戦したのにもかかわらず圧倒的な強さを見せたゾロの「“無刀流”“龍”“巻き”」にも痺れたが、そのあとサンジがゾロを右足の上に乗せ、巨体の敵の頭上へ蹴り飛ばす驚きの合体技の登場には驚いた。その名も「“空軍”“パワーシュート”!!!!」。そのままゾロは敵のボール役をゴールリングに入れ、見事勝利を収めたのであった。

 犬猿の仲はどこへやら、「手を組む」と決めてからの2人の息のぴったり具合に「君たちやるときゃやれるんだ」と、惚れてしまったファンは多かっただろう。

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