『デパプリ』キュアフィナーレに『ハートキャッチ』キュアサンシャインも…歴代『プリキュア』こんなに泣ける!「初変身回」エピソードの画像
『デリシャスパーティ・プリキュア』(C)ABC-A・東映アニメーション

 2004年から放送が開始され、現在19作目にあたる『デリシャスパーティ・プリキュア』が放送中のテレビアニメ『プリキュア』シリーズ。シリーズは一貫して少女が妖精の導きによって伝説の戦士・プリキュアに変身して戦うという内容で、さまざまなコンセプトで少女たちの心を夢中にしてきた。

 しかし、女児向け作品と侮るなかれ。『プリキュア』には大人でも感動して泣けてしまうシーンがたくさんあるのだ。特に仲間が初めてプリキュアに変身するシーンは、各々が自身のコンプレックスと向き合い、プリキュアになることでその気持ちを消化したり、前向きな思いで仲間を救いたいと思うようになるという感動ドラマである。

 今回は、そんな感動的な「初変身回」を抜粋して紹介したい。

■「みんなを笑顔にできるパフェのような人になりたい!」

 まずは現在放送中の食事や料理など「ごはん」をモチーフとした最新作『デリシャスパーティ・プリキュア』から。同作の追加戦士であるキュアフィナーレこと菓彩あまねは、もともと敵組織である怪盗ブンドル団の一員・ジェントルーとして登場していた。

 心を操られていたとはいえ、魔の手から離れたあとも自身の犯した過ちを忘れられず、苦悩する日々を送るあまね。

 しかし18話で、和実ゆいことキュアプレシャスの「昨日食べたものが今日の自分を作る。今日食べたものが明日の自分を作る。過去は変えられない。でも、未来はこの瞬間から作っていけるんだよ、あまねさん、明日はどんな自分になりたい?」という説得に、あまねは涙ぐみながら「私はみんなを笑顔にできるパフェのような人になりたい!」と答え、ここで初めてプリキュアに変身した。

 変身後の彼女は髪の毛が金髪に染まり、パフェをイメージした華やかな衣装に。過去を乗り越えたあまねがみんなを笑顔にしたいという強い意志でプリキュアになったこの回は大きな話題を集めた。

  1. 1
  2. 2