『ドラえもん』コミックスに描かれた「貴重な友情エピソード」3選 映画版並みに頼もしい“ジャイアン&スネ夫”の姿も…の画像
てんとう虫コミックス『ドラえもん』(小学館)第3巻・書影

 映画『のび太と空の理想郷(ユートピア)』が、2023年3月に公開される藤子・F・不二雄氏による国民的漫画『ドラえもん』。未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんが、おなかの四次元ポケットからさまざまなひみつ道具を出し、のび太を助けるというストーリーだ。

 そんな『ドラえもん』のアニメ映画は友情をテーマにした感動的なストーリーの印象が強いが、コミックスのほうにも、のび太とドラえもんを始め、友情が描かれたエピソードは多数存在する。そこで今回はのび太&ドラえもん以外のキャラが絡んだ、いろんなかたちの友情が感じられるエピソードを紹介していこう。

■しずかちゃんと愛犬の友情

 最初に紹介するのは、コミックス第3巻に収録された「ペロ! 生きかえって」というエピソードから。このエピソードの中では、しずかちゃんとその愛犬ペロの友情が描かれている。

 しずかちゃんが赤ちゃんだった頃に家にやってきたペロは、一番の仲良しとしてずっと一緒に成長。どう猛な野良犬がしずかちゃんを襲ったときも、ペロは体を張り、命がけでしずかちゃんを守った。

 そんなペロが病死してしまい、涙を流して悲しみにくれるしずかちゃん。それを見たのび太は「ペロを生きかえらせよう」と安請け合いをしてしまうのだ。

 さっそくのび太はドラえもんに泣きつくが、死んだものを生きかえらせることなんて、ドラえもんにもできない。だが、ドラえもんはタイムマシンで過去に戻り、生前のペロに「どんな病気にも効く薬(この薬が効かないこともあるらしい)」を飲ませてみることを思いつく。

 結果的に薬が効いたことで未来は変わり、しずかちゃんの愛犬ペロは元気な姿に。物語は、しずかちゃんとペロが仲良く楽しそうに裏山を駆けるシーンで締めくくられていた。

 このエピソードに描かれたしずかちゃんとペロの友情話もさることながら、のび太の無理難題になんとか応えようとしたドラえもんの友情も見逃せない。

■ジャイアンの恋に協力する「のび太&スネ夫」

 続いて紹介するのはコミックス第44巻に収録された「恋するジャイアン」というエピソード。これは名前も知らない女の子に恋をしたジャイアンに、のび太とスネ夫が協力する物語だ。

 スネ夫が撮った1枚の写真に偶然写りこんだ見知らぬ美少女に一目惚れをしたジャイアン。その女の子と友だちになりたいジャイアンは、のび太とスネ夫に無理やり協力を求める。

 最初は渋々従っていたのび太とスネ夫だが、段々とノリノリに。ドラえもんの協力も得て、犬の散歩中の偶然を装って女の子と出会う方法を提案し、さらに口べたなジャイアンに代わって、スネ夫がドラえもんのひみつ道具で離れたところから会話を担当するという作戦を思いついた。

 結果的にこの作戦は失敗に終わってしまうのだが、女の子に照れたり緊張したりするジャイアンをのび太とスネ夫が見守るという、なんともほほ笑ましいエピソードである。

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