『BLEACH』に『ヤマノススメ』懐かしさに「泣ける」の声も 大豊作秋アニメの「驚きだったED」3選の画像
『BLEACH 千年血戦篇』(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsud・ぴえろ

 2022年10月放送開始の秋アニメも出そろってきた。今期は36年ぶりとなる『うる星やつら』のリメイクや『チェンソーマン』など初アニメ化の注目作に加え、『SPY×FAMILY』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』『ゴールデンカムイ』など2期以降が放送されるものも粒ぞろい。「今期は大豊作」というアニメファンの嬉しい悲鳴が各所から上がっている。

 どのアニメも、オープニングやエンディングのクオリティが素晴らしく、それだけでかなりの満足感を感じている人も多いだろう。今回は、アニメファンがまさかのクオリティに驚いた今秋クールのアニメのエンディング曲について紹介したい。

 まずは、久保帯人氏の同名コミックの10年ぶりのアニメ化でシリーズ最終章となる『BLEACH千年血戦篇』。10月10日に放送された第1話では、特殊エンディングとして、同作の原画展のテーマ曲でもあったキタニタツヤの「Rapport」フルバージョンに合わせて2004年から2012年まで放送されていたアニメのカットを切り抜いたスペシャルエンディングムービーが流れた。

 キャラクターごとの名場面を切り抜いたシーンに加え、今とは作画も少し異なる1話からのカットやアニメ最終話である366話のラストシーンのカットもあったこのエンディング。

 放送後、アニプレックスの公式YouTubeチャンネルではこのスペシャルエンディングがアップされており、動画には「確実にこの作品が大好きなんだなって人達が集まって作ってくれたんだってのがとにかく伝わります」「見てて凄い泣きそうな気持ちになった」「原画展でも使われたRappotを、まさかのスペシャルエンディングで使うって...。しかもまさかのフルで流すなんて...泣ける」といったファンのコメントが寄せられていた。

 昔からのファンなら思わず感激してしまうような、製作陣の作品愛を感じるエンディングになっていたようだ。

 また『名探偵コナン』の公式スピンオフで10分間のショートアニメ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』でも昔からのファンを刺激する演出があった。

 こちらは、原作・青山剛昌氏、漫画・かんばまゆこ氏によるコメディ漫画が原作のアニメで、『コナン』本編で犯人の正体が明らかになっていないときに登場する、全身黒タイツふうの外見の「犯沢さん」が主人公。彼の声は声優の蒼井翔太が務めている。

 同作の気になるエンディングテーマは、『コナン』でも多くのタイアップしてきた倉木麻衣による「Secret, voice of my heart」。窓辺に座った犯沢さんとペットのポメラニアン・ポメ太郎が街並みを眺めているというしっとりとしたエンディングだ。

 新浜レオンによるオープニングテーマ「捕まえて、今夜。」では、犯沢さんをメインに毛利蘭や灰原哀もダンスをするというシュールでポップなものだった。もちろん本編も原作を極端に誇張したハチャメチャなギャグ作品なので、OPや本編とエンディングとのギャップに驚いた人が多かったようだ。

 倉木の歌詞が素晴らしいため、逆に笑えてしまうという反応もあったこのエンディング。SNSでは視聴者からの「本編とのギャップが……歌詞が良すぎるんよ」「コナンと言えば倉木麻衣だけど豪華すぎる使い方」「曲名に驚いたし、エモい!」という声があった。「Secret, voice of my heart」というタイトルは、倉木が初めて『コナン』とタイアップした曲「Secret of my heart」を明らかに意識したものだろう。随所に遊び心が感じられるエンディングだ。

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