■第2位『るろうに剣心』より外印
続く第2位には『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』より外印が選ばれた。(12.5%)
死体を加工した人形を操り戦う敵・外印。捉えどころのないキャラクター性とは裏腹に、指一本ごとに200キロの重さを持てる腕を持ち、ワイヤーだけでもじゅうぶんに戦えるほど強い。
読者にとって外印の印象深いシーンは、ヒロイン・神谷薫の屍人形を作って彼女の死を偽装し、緋村剣心に大きなショックを与えたことだろう。なお実写映画では綾野剛が演じており、人形ではなくワイヤーや小刀などで剣心と戦った。
彼を選んだ人からは、「人形を操る仕草が秀逸だったから」(38歳・男性)、「卑劣なところが良い」(46歳・男性)、「おどけているけど強いから」(37歳・男性)というコメントが寄せられた。
■第1位『HUNTER×HUNTER』よりネフェルピトー
そして第1位に輝いたのは、『HUNTER×HUNTER』のネフェルピトーだった。『週刊少年ジャンプ』10月24日発売号での連載再開が発表された同作。3年と11か月ぶりの再開ということでタイムリーなキャラのためか、14.0%もの得票率を集めていた。
キメラアントの王直属護衛軍のひとりであるピトーはネコ型のかわいらしい外見に反し圧倒的な強さを誇る人気キャラクター。カイトを殺し操り人形にしたことでゴンを覚醒させる原因を作ったことでも有名だ。
そんなピトーの念能力は念人形を相手にとりつけ操作するというもので、人形に言葉をしゃべらせることもできる。
ピトーを選んだ人からは「強キャラなのに見た目がかわいいところ」(35歳・男性)、「カイトが操られているシーンの絶望感がすごかった」(43歳・男性)、「最後は自分を操るという、どこまでも怖いキャラだと思います」(47歳・男性)、「ボスじゃないのに異様な殺気を放っているから」(32歳・男性)というコメントが集まった。ストーリーが進むにつれて、敵ながらただ残忍なだけではないピトーに魅了された人が多かったようだ。
以上ベスト3となった今回のアンケート。なお4位以降には、『NARUTO』のサソリや『人形草紙あやつり左近』の橘左近も票を集めていた。