■小さなボディで単一カラーのガンダム!
ガンダムおもちゃといえば、80年代を過ごした子どもにとって「ガン消し」もコレクター魂に火をつけたアイテムではないだろうか。正式名称は「ガシャポン戦士」で、カプセルトイに展開されるグッズだ。カプセルトイの性質上、完全ランダムでコンプリートは難しかった。まして、当時は現代よりも数が多かった気がする。
現在もガシャポン戦士シリーズは続いているが、当時の「ガン消し」は単色カラーのシンプルなものだった。アニメシリーズを見ていない友だちも集めるほど、当時の人気は高かったように思う。よく自分だけが持っているMS(モビルスーツ)を自慢していたものだ。
ちなみに「ガン消し」という通称だが、消しゴムとしての用途には向いていない。一度、消しゴムとして使ってみたが、まったく文字が消せないうえ、ガン消しが汚れて散々な目に遭った記憶がある。
■騎士ガンダムを中心に展開されたカードのガンダム!
最後に紹介するのは「カードダス」。ガンダムグッズといえばカードダスを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。おもに「騎士ガンダム」シリーズを中心に展開された。
表面に特殊な箔加工がされたプリズム仕様があり、通称「キラ」や「キラカード」と呼ばれる。少年たちは、この「キラ」を出すためにカードダスを集めていたものだ。現代のスマホゲームとほぼ同じシステムなので、いつの時代もレアものを集めるのが好きなのは人間の性なのかもしれない。
筆者にとってはもっともなじみ深いガンダムグッズで、かなりの枚数を集めた。当時は1枚20円で、近所のスーパーマーケットに設置されていた。100円や500円をそのスーパーマーケットでしょっちゅう両替していたので、店員さんに怒られた記憶がある……。
ちなみに、騎士ガンダムシリーズの舞台である「スダ・ドアカ・ワールド」は「カードダス」を逆に読んだものだ。
これら懐かしいおもちゃたちは、最新版も発売されており、それぞれ作りの精巧さに驚くはず。特にガシャポン戦士はレベルが格段に上がっており、最新シリーズでは『水星の魔女』の機体もラインナップされているのでぜひチェックしていただきたいところだ。