10月2日からスタートする新番組『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。テレビアニメだけでなく、さまざまなおもちゃが商品展開されてきた同シリーズでは、どの時代のファンにとっても思い出すだけで懐かしいグッズがあるのではないだろうか。
そこで今回は、そんな少年たちを夢中にさせてきたガンダムグッズの中から80年代から90年代にかけて人気のあった「ガンダムおもちゃ」をいくつか紹介したい。
■地面にたたきつけて相手のガンダムをひっくり返す
最初に紹介するのは、昭和の少年たちが熱中した遊び「めんこ」だ。めんこの遊び方は単純で、自分のめんこを使って相手のめんこをひっくり返すだけ。地面に置かれた相手のめんこをひっくり返す方法は、自分のめんこをたたきつけて風圧でひっくり返す。
当時の駄菓子店などで購入できたこの「ガンダムめんこ」は丸いものや四角いもの、大きいもの小さいものまで形はさまざま。めんこの裏にジャンケンマークやサイコロマークが書かれているものもあり、他の遊び方もできた。ガンダムめんこは、アニメで放送された場面やほかの商品で描き下ろされたイラストを流用したデザインが多い。
筆者はめんこが弱かったため、ほかのグッズに比べて種類は持っていなかった。地方によって違いがあると思われるが、ひっくり返されためんこは相手に取られるというルールもあった。
足を相手のめんこ横においてひっくり返しやすくしたり、油を染みこませて重量を増したりいろいろな方法で遊んだ記憶がある。なお、地面にたたきつけるという性質上、めんこそのものは傷むのが早く、すぐにボロボロになった。
■ガムのおまけでついてきたガンダム!
続いて紹介するのは、ガムのおまけでついてくる「食玩のミニプラモ」。
現代でもシリーズが続いておりコンビニやスーパーで購入できるが、その歴史はとても古い。モデリングは当然劣るが、1985年にはすでに販売されている。
いわゆるプラモデルだが、数パーツ組み合わせるだけですぐに完成するのが特徴。組み上げることそのものより、そもそものサイズが小さいのでディスプレイを手軽に楽しめるのが良かった。
HG(ハイグレード)やMG(マスターグレード)のガンプラはそこそこの大きさがあるため設置場所の確保が必要だが、この食玩ミニプラモはちょっとした場所に設置できるため、机や本棚などに気軽に設置できる。筆者は少年時代に駄菓子店で買った記憶はあるが、よく買うようになったのはコンビニで並ぶようになってから。
中身が選べないタイプはコンプリートが大変でお金もかかるため、苦心した記憶がある。机のちょっとしたスペースに設置していたが、飼い猫に壊された悲しい思い出も……。