炎属性や氷属性だけでなく、ファンタジー要素のある漫画やアニメで禍々しいイメージで登場する「毒」の使い手。なぜかそのパターンは類似しがちでイメージカラーは紫色。突出した頭脳の持ち主だったり、性格がぶっ飛んだキャラが多いが、毒を使って意表をつく彼らは作中でも珍しい存在で人気が高かったりもする。
そこで今回は30代から40代の男性200人を対象にアンケート調査を実施。漫画・アニメなどに登場する「毒使いキャラ」から好きな人物を1人挙げてもらった。さっそく寄せられたコメントとともに、特に意見の多かった上位3名を紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位『バキ』より柳龍光
まず、全体の11.0%の票を集めて第3位になったのは板垣恵介氏による格闘技漫画『バキ』より柳龍光。
160センチもない小柄な体型ながら刃牙をも苦しめた最凶死刑囚のひとり。「猛毒 柳」の異名どおり、ファイトスタイルは他の使い手とは異なっており、さまざまな毒草・毒虫・毒薬を混ぜた砂に手を突っ込むことで毒素を取り込んだ「毒手」を操る。これに触られた相手は麻痺して毒死してしまうが、彼がこの手を得るのにも相当な苦労があったようだ。作中では自ら手を切り落とす人もいるほどの激痛に耐えることが必要な、見ているだけで痛そうな修行の様子も描かれた。
選んだ人からは「この地球上で最も強力な毒ガスとは何か分かるかね? のセリフが好きなので」(39歳・男性)、「とにかくカッコイイ」(38歳・男性)、「顔も、いかにも毒が似合うキャラクターだから」(47歳・男性)、「毒を使えるようになるまでの努力がすごかったので印象に残っている」(46歳・男性)というコメントが集まった。
■第2位『魁!!男塾』より影慶
続く第2位には数多くの毒キャラが登場した宮下あきら氏による漫画『魁!!男塾』から男塾死天王のひとりである影慶がランクインした(17.0%)。
第3位の柳もしかり、格闘技漫画で何人か登場してきた「毒手」の使い手。2位に選ばれた影慶もその代表格で、彼は手と足に毒を持っており、死奥義である「愾慄流 穿凶毒手」は強烈。かすり傷が少しでもつけば相手を絶命させられるが、技を出したほうも徐々に毒が浸透して死んでしまう。
そんな影慶の名シーンといえば、戦死したふりをして姿を消し、男塾チームを後方援護したシーン。読者からも人気が高く、選んだ人からも「死んだと見せかけて仲間を救うため姿を変えて復活。かっこいいです!」(49歳・男性)、「人一倍忠誠心が高いところが好き」(47歳・男性)という声が寄せられた。
また、このほか「かするだけでアウトな毒手に憧れた」(41歳・男性)、「毒手拳、最高にかっこよかった!」(47歳・男性)という彼の戦い方にかっこよさを感じたというコメントも集まった。